“常勝”鹿島が圧巻の下剋上! 感無量の石井監督「選手全員に誇ってもらえる優勝」

年間勝ち点15差をひっくり返す勝利に指揮官も歓喜 「すべての力が集まった結果」

 今季のJリーグ王者を決めるチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦が3日に埼玉スタジアムで行われ、年間3位の鹿島アントラーズが2-1で年間1位の浦和レッズに勝利した。2戦合計で1勝1敗、トータルスコアも2-2で並んだものの、アウェーゴール数で上回った鹿島が7年ぶり8度目のJリーグチャンピオンの座を手に入れた。チームを率いた石井正忠監督は「クラブに関わった選手全員に誇ってもらえる優勝だと思う」と、逆転での快挙を誇った。

 試合は前半7分に元鹿島のFW興梠慎三のボレーでビハインドを背負った。2点が必要となった鹿島は、前半40分にFW金崎夢生がダイビングヘッドでネットを揺らして同点とすると、後半34分にはFW鈴木優磨が獲得したPKを金崎が落ち着いて決めて勝ち越した。逆転勝利を収めた鹿島は、年間勝ち点差15をひっくり返す下剋上を果たした。

 指揮官もこの快挙に喜びを爆発させている。

「本当に嬉しい。年間の勝ち点がどうであれ、順位がどうであれ、この明治安田生命さんのチャンピオンシップ、これを取ったものが今年のJリーグのチャンピオンなので、それを取れて本当に嬉しいです」

 J1最多となる8度のリーグ優勝を誇る鹿島だが、3連覇を果たした09年を最後にリーグタイトルからは遠ざかっていた。7年ぶりとなる歓喜の瞬間を迎え、石井監督はまさに感無量といった様子で「これはもう選手全員の力、あと今までこのクラブに携わってきてくれた人たちすべての力が集まった結果だと思います」と語った。

 

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