「報告書に書かせていただきます」 試合後の拍手が「侮辱」と主審から“警告”…札幌ペトロヴィッチ監督が明かした舞台裏

ミハイロ・ペトロビッチ監督が判定シーンに言及【写真:徳原隆元】
ミハイロ・ペトロビッチ監督が判定シーンに言及【写真:徳原隆元】

数的不利となった札幌は2点のリードを守り切れず、川崎と2-2のドロー

 北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は8月26日の試合後の会見で、レフェリーへの不満を隠すことがなかった。J1リーグ第25節で川崎フロンターレと対戦し、物議を醸す一発退場により、2-0のリードから数的不利の影響で2-2のドローに持ち込まれたなか、指揮官は試合中の判定に加え、試合後にレフェリーから受けた“警告”について「みなさんはどう思うだろうか?」と投げかけている。

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 問題のシーンが起きたのは2-0で迎えた後半6分だった。左サイドで突破を図った川崎FWマルシーニョに対し、札幌DF岡村大八がスタイディングタックルで阻止。マルシーニョは転倒したものの、岡部拓人主審はファウルを取らずにそのまま流したが、プレーが止まったタイミングでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入し、オンフィールドレビューの確認が行われた。

 結果、決定的な得点機会の阻止となる「DOGSO(ドグソ/Denying an Ovious Goal-Scoring Opportunity”の略)に該当すると判断され、一転して主審は岡村にレッドカードを提示。札幌の選手たちはこの判定に猛抗議していた。実際にこの一発退場が試合の流れを一変させ、札幌は後半22分、26分と立て続けに連続失点を喫することになり、2点のリードを生かせず、2-2で試合を終えることになった。

 試合後の記者会見に臨んだペトロヴィッチ監督は、「今日のゲームは、レフェリーの判定が試合の展開を大きく左右する展開となったが、やはり試合というのはサポーターが見て楽しむものであり、レフェリーが主役になるものではない。判定は今後議論されることになるかと思うが、私自身は納得できるものではなかった」と、一発退場の判定に不満を露わにした。

待ち構えていたレフェリーから「報告書に書かせていただきます」

 物議を醸す判定に翻弄される格好となったわけだが、「我々札幌は、みなさんもよくご覧になっていることと思うが、ジャッジリプレイに度々取り上げられている。おそらく、このゲームで8回目の登場になるだろうね(笑)。それくらい、我々には際どい判定が多い」と自虐的に指摘。また、試合後のレフェリーとのやりとりについても明かした。

「試合後にこのような出来事があった。みなさんはどう思うだろうか? 試合が終了し、審判団がピッチから去る際、我々のサポーターは拍手を送っていた。私もそれに合わせて、レフェリーに対して拍手を送った。すると、階段を降りたところでレフェリーが待ち構えていて、『あなたのその拍手は、私を侮辱する行為なので、報告書に書かせていただきます』と告げられた。それでは、レフェリーはサポーターからの拍手も侮辱と捉えているということだろうか? 川崎のサポーターも拍手をしていた。同じ拍手でも、どう捉えるかはその人次第ということなのだろうか?」

 ペトロヴィッチ監督は、試合後にロッカールームへと向かう道中で受けたレフェリーからの“警告”にも納得のいかない様子を示し、「2006年から日本サッカー界で仕事をさせてもらっているが、この18年間で素晴らしい発展を遂げてきたと思っているが、やはりこういった試合のあとでは、どうしても言いたくなるのは判定のところ。その部分だけは、もっと改善していただきたいという思いがある」と、今後の日本サッカーのためにもレフェリーの向上の必要性を訴えていた。

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