1人退場となった場面で初出場、元米代表GKハワード氏もコメント

　イングランド1部リバプールは現地時間8月19日、プレミアリーグ第2節でボーンマスと対戦し3-1で今季のホーム初勝利を飾った。新加入の日本代表MF遠藤航は、1人退場となった場面で初出場。そのパフォーマンスについて、元プレミア戦士は「彼は良くやってくれた」と難しい状況でのプレーに言及している。

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　18日に加入が発表されたばかりの遠藤は、翌日の第2節ボーンマス戦で早速ベンチ入り。チームは先制を許す展開も、前半28分にFWルイス・ディアス、36分にはPKの流れからFWモハメド・サラーが押し込み逆転。しかし後半13分、MFアレクシス・マック・アリスターが相手への足裏タックルで一発退場となってしまう。

　それでも後半17分にFWディオゴ・ジョッタが追加点を奪ってリードを広げた展開のなか、遠藤は直後の同18よりFWコーディ・ガクポに代わってピッチへ。プレミアデビューの瞬間を迎えた。遠藤はアンカーに配置されると、終盤に危険な位置でファウルを与える場面があったものの、堅実なプレーで攻守のバランスを保つ。失点を許さず、チームの勝利に貢献している。

　味方が1人少ないイレギュラーな状況での出場だった遠藤を、英メディア「THE BOOT ROOM」も注目。マンチェスター・ユナイテッドやエバートンで活躍した元アメリカ代表GKティム・ハワード氏のコメントを紹介している。

　ハワード氏は「特に1人少なくなってから入るのは厳しい状況だと思う」と特殊な場面で回ってきた遠藤を擁護。そのうえで「しかし、彼は中盤の底でプレーすることになる。ボールを動かし続け、確実にカバーする。彼は良くやってくれた」と、アンカーとしてのプレーを称賛した。

　27日には第3節でニューカッスルとのアウェー戦を控えるリバプール。記事では「この試合では、中盤の底で遠藤をフルデビューさせるのも大きな決断かもしれない」と予想。「（ニューカッスルの）サンドロ・トナーリ、ブルーノ・ギマランイス、ジョエリントンのような選手に対しては、リバプールはもっと規律を守らなければならないかもしれない」と、注意すべき選手名を挙げつつ、遠藤の守備力に期待を寄せていた。