ノルウェーを破り、準々決勝ではスウェーデンと対戦

　なでしこジャパン（日本女子代表）は8月5日に女子ワールドカップ（W杯）の決勝トーナメント1回戦でノルウェー代表を3-1で下し、準々決勝でスウェーデンと対戦する。海外メディアは「日本を追いかけることは誰にもできない」と快進撃を取り上げている。

　日本はグループリーグを3戦全勝。11得点無失点の成績で決勝トーナメントに勝ち上がった。引いて守備を固めたノルウェーを相手にボールを保持する展開となり、前半15分に相手のオウンゴールで幸先よく先制した。

　同20分に今大会初失点を喫して同点に追い付かれたが、後半5分にMF清水梨紗が勝ち越しゴールをゲット。さらに同36分にはカウンターからMF宮澤ひなたが今大会5得点目を挙げ、試合を決定づけた。

　ノルウェーを撃破してベスト8へと駒を進めた日本は、8月11日にアメリカを破ったスウェーデンと対戦する。

　アメリカのスペイン語テレビ局「テレムンド」は「日本は依然として印象的：唯一勝ち残っている女王」と見出しを打ち、日本の戦いぶりについてレポートしている。

「日本を追いかけることは誰にもできない。史上最もクレイジーな女子W杯で日本の勢いは止まらない。2011年大会の女王は、ベスト8に勝ち残ったチームで唯一のタイトルホルダーだ。アメリカ、ドイツ、ノルウェーとW杯優勝経験国が敗れ、五輪優勝1回のカナダもグループリーグで敗退したなかで、日本の勝利は輝いている。日本の素晴らしさは戦略にある。グループリーグ最終戦ではポゼッション23％でスペインを4-0で破り、ノルウェー戦では圧倒的なパフォーマンスでボール支配率60％を記録するカメレオン戦術となった」

　東京五輪の準々決勝で1-3と敗れたスウェーデン相手に、日本がどのような戦いを見せるかに注目が集まる。