ノルウェー戦出場の全12名を海外メディアが採点、長谷川＆宮澤を称賛

　なでしこジャパン（日本女子代表）は8月5日にオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦でノルウェーと対戦して3-1で勝利。ベスト8進出を決めたなか、この試合の出場メンバーを採点し、2選手に最高評価を与えている。

　ベスト8進出を懸けたノルウェー戦で、序盤からペースを握った日本は前半15分、左サイドからMF宮澤ひなたがゴール前へ送ったクロスがオウンゴールを誘発し先制。その5分後、MFグロ・レイテンのヘディング弾で同点に追い付かれるも、後半5分にMF清水梨紗が勝ち越しゴール、同36分に宮澤の今大会5点目が飛び出し、3-1で快勝した。

　海外サッカーメディア「VAVEL」では、ノルウェー戦の先発、途中出場メンバーを合わせた12名が10点満点で採点されている。最終ラインを統率したキャプテンのDF熊谷紗希に6.5点、試合終盤にスーパーセーブを披露したGK山下杏也加に7.5点が付けられるなど高評価が相次いだなか、最高評価の9点となったのはMF長谷川唯と宮澤だった。

　中盤からの効果的な組み立てや力強い守備が光った長谷川に関しては「中盤の要として日本がボールを支配する要となった」と称賛。また、前半のオウンゴール誘発クロスに加え、今大会5ゴール目をマークした宮澤にも「彼女の動きと守備を混乱させる能力は、常に危険であり続けた」と、その存在の大きさが指摘された。

　これで日本は、グループリーグ3試合（ザンビア戦／5-0、コスタリカ戦／2-0、スペイン戦／4-0）で奪った11得点と合わせて今大会14ゴールをマーク。守備ではノルウェー戦で喫した1失点のみと抜群の安定感を示すチームにおいて、ひと際インパクトを放った2選手に喝采が送られていた。