後半アディショナルタイムに山下が相手MFセービィクのシュートを阻止

　なでしこジャパン（日本女子代表）は8月5日、オーストラリアとニュージーランドで共催中の女子ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦でノルウェーと対戦。3-1で勝利し、ベスト8に駒を進めた。試合終盤に飛び出したGK山下杏也加のスーパーセーブが、海外メディアで称賛を浴びている。

　日本は前半15分にややラッキーな形でのオウンゴールで先制したが、5分後にクロスからのヘディングで追い付かれた。撤退して守る相手に手を焼いて高さを生かされての失点だったが、後半にプレスと攻撃の流れを修正すると、MF清水梨紗とMF宮澤ひなたのゴールで2点を奪って勝利した。

　注目を集めているのは、3-1で迎えた後半アディショナルタイムだ。日本はゴール前で途中出場の相手MFカリーナ・セービィクにフリーでヘディングシュートを放たれたが、山下が左手を目いっぱい伸ばしてセーブし、ピンチを回避した。

　オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式X（ツイッター）は、「なんてセーブだ。誰もがラインを越えたと思った。でも、彼女はそれを弾き出した。ファンタスティックだ」と絶賛。ポルトガルのスポーツチャンネル「SPORT TV」公式Xも「センセーショナルな守備」と、日本の守護神のスーパープレーを高く評価していた。