松田直樹さんと盟友6人、在りし日の貴重な場面に反響 「二人いないのか…」「これは泣く」

横浜FMなどで活躍した松田直樹さん【写真:Getty Images】
横浜FMなどで活躍した松田直樹さん【写真:Getty Images】

松田さんの命日に安永聡太郎氏が1枚の写真を投稿

 横浜F・マリノスや松本山雅FCでプレーした元日本代表の松田直樹さんが急性心筋梗塞で亡くなってから12回目の命日を8月4日に迎えたなか、安永聡太郎氏がSNSを更新。1枚の写真に収まった在りし日の光景に反響が寄せられている。

 松田さんは松本在籍時の2011年8月2日、練習中に突然倒れその2日後、急性心筋梗塞のため34歳の若さで帰らぬ人となった。日本サッカー界が悲しみに包まれた出来事から今年で12年。各クラブや団体などでは追悼コメントが発信された。

 マリノス時代に松田さんと共闘し、現在は解説者を務める安永氏も、自身のSNS上でメッセージを投稿。「ありがとうサッカー 出逢えたすべてにありがとう」との言葉を綴るとともに、1枚の写真を添えている。

 その写真には、松田さんを中心に盟友たちの若かりし頃の姿が収まっており、佐藤由紀彦氏(現FC東京コーチ)や吉田孝行氏(現ヴィッセル神戸監督)、2014年に交通事故で亡くなった奥大介さんらが捉えられた1枚だ。

 松田さんとその盟友6人が揃ったワンカットを切り取った場面に、SNS上では「貴重なお写真」「これは泣く」との声が寄せられたほか、松田さん、奥さんの故人を偲んで「二人いないのか…」「信じられない」「既に2人いなくなってるとは」との反応も上がるなど、在りし日の光景に多くのファンの目が注がれていた。

命つなぐアクション

 2011年8月4日に急性心筋梗塞のため急逝した元日本代表DF松田直樹さんのような悲劇を二度と起こさないための取り組み。2019年に横浜F・マリノスから始まったシャレン!(Jリーグ社会連携)の活動。命日である8月4日にはJリーグ各クラブが公式SNSなどを使用して「#命つなぐアクション」とし、AED(自動体外式除細動器)の設置場所の確認や、倒れている人を見かけた際の対処法などを呼び掛けている。今年の8月5日には横浜FMが「#命つなぐアクション講習会」と題したAEDの使用方法や心肺蘇生法などの救急救命に関する講習会を開催した。救える命を1つでも増やすため、スポーツ中の突然死ゼロを目指すためにJリーグや各クラブ、スポーツ界に広まっている。

命つなぐアクションが救った命

 2021年6月に行われたEURO(欧州選手権)の試合中にデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが突然、心肺停止となって倒れた。チームドクターが迅速にAEDによる心肺蘇生法が行われ一命をとりとめた。心停止の発生から10分の間にその場にいる人がCPR(心肺蘇生法)+AEDで一次救命措置を取ることで救命の連鎖がつながる。

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