昨年の男子代表と合わせて、なでしこもW杯でスペイン撃破

　なでしこジャパン（日本女子代表）はオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ（W杯）のグループリーグ最終戦で、7月31日にスペインと対戦。4-0の勝利を飾ったが、この結果、2022年の男子のW杯と合わせてスペイン相手に“ダブル達成”を記録した。

　昨年のカタールW杯で、日本の男子代表はグループリーグ最終戦でスペインと対戦。前半11分にFWアルバロ・モラタに決められ先制される苦しい立ち上がりも、後半にMF堂安律とMF田中碧のゴールで逆転。決勝トーナメントへ“死のグループ”を首位で通過した。

　一方で、2011年以来の女子W杯制覇を狙うなでしこジャパン。今大会はグループリーグ初戦でザンビアを5-0、第2戦でコスタリカ相手に2-0の2連勝を飾る。迎えたスペイン戦は、ポゼッション率6割を超えるパスサッカーを強固な守備で守りつつ、カウンターから前半に3得点。さらに後半40分に1点を追加し、4-0とスペインを圧倒した。

　これで日本は、昨年の男子カタールW杯と合わせてスペイン相手に同大会で“ダブル勝利”を達成。サッカー専門サイト「433」公式X（ツイッター）でも「日本、スペインを破り驚異のW杯ダブル勝利」と取り上げている。

　SNS上でも「アメイジング」「スペインキラー」「日本サッカー界の歴史がとんでもない速度で塗り替えられていく」「すごい！」「無敵艦隊ヤマト」「なんか感慨深い」といった称賛の声が国内外から多数寄せられた。

　男子はカタール大会で、決勝トーナメント初戦のクロアチア戦で惜しくも敗退。なでしこ戦士たちは、“優勝”に向けてさらに厳しくなるトーナメントを勝ち上がることができるか。世界の中でも注目を浴びている。