今夏で103歳を迎える老人サポーターの自宅に訪問

　イングランド1部マンチェスター・シティは2022-23シーズン、プレミアリーグ制覇、FAカップ制覇、そして悲願のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）を初優勝し、欧州主要タイトル3冠を達成した。そんななか、シティでは「トレブル・トロフィー・ツアー」を実施。3つの優勝トロフィーがサポーターを訪問するイベントを実施している。

　今回の「トレブル・トロフィー・ツアー」は、イングランド・マンチェスターからスタートし、プレシーズンのアジアツアーの一環として日本と韓国を訪問する予定となっている。トロフィーはその後、中国、インド、アルゼンチン、アメリカ、ブラジルなどに向かう予定で、さらに多くの行き先が今後発表されるようだ。

　シティ公式ホームページでもツアーの様子が公開されており、最初の訪問先は、1920年代からシティを応援し、8月で103歳を迎えるジェフリー・ロスバンドさんの自宅となった。

　ジェフリーさんは、シティがこれまでイングランドのトップリーグで獲得した9つのタイトル獲得の瞬間に立ち会っており、最初のタイトル獲得は1936-37シーズンにまでさかのぼるようだ。

　22-23シーズンのシティはリーグ序盤戦こそアーセナルに首位の座を渡したものの、終盤から新システムなどを用いて無類の強さを発揮し、逆転優勝で3連覇を達成。FA杯決勝ではマンチェスター・ユナイテッドに2-1で勝利し、イタリア1部インテルとのCL決勝でも1-0で白星を挙げ、カップ戦での勝負強さも顕著だった。

　そんななか、英紙「スポーツ・バイブル」がシティの「トレブル・トロフィー・ツアー」に注目。3つのトロフィーがジェフリーさんの元に訪れた様子を公開。「クラブからの偉大な贈り物」と、シティの粋なイベント企画を称えた。

　シティは7月23日に開催される「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023」でJ1横浜F・マリノスとの対戦を控えており、2019年以来4年ぶりに来日する予定となっている。