メッシが元代表MFリケルメの引退試合に参加

　アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間6月25日、元同代表MFフアン・ロマン・リケルメ氏の引退試合に出場した。連日のイベント参加となったなか、またもメッシへの“熱烈歓迎”が注目を集めている。

　アルゼンチンサッカー界が誇る“天才”MFのリケルメ氏は、1996年に母国の名門ボカ・ジュニアーズでプロデビュー。2002年にスペインへ渡ると同1部FCバルセロナとビジャレアルでプレーし、その名を欧州全土へ知らしめた。07年には古巣のボカ復帰で母国凱旋を果たし、その後は14年からアルゼンチンのアルヘンティノス・ジュニアーズで1年プレーすると15年に惜しまれながらもスパイクを脱いだ。

また代表では2006年のドイツ・ワールドカップでベスト16進出のほか、オーバーエイジ枠で参加した08年の北京五輪でチームの金メダル獲得に貢献するといった功績を残している。

　そんなリケルメ氏の引退試合が、8年の時を経てボカの本拠地「ラ・ボンボネーラ」で開催。偉大な“先輩”の晴れ舞台に花を添えるべく、メッシも駆けつけた。そんななか、アルゼンチンメディア「TyC Sports」はメッシがウォーミングアップをしている最中の光景に注目し、公式インスタグラムで1本の動画を公開した。

　動画に収まっているのは、ファンのライトが幻想的な雰囲気を醸し出す暗転したピッチで軽くボールを蹴るメッシの姿。ただ、注目すべきは会場を包む大声援。びっしりとスタンドに詰まった観衆が一体となり、まるで地鳴りのような“メッシコール”を轟かせている。これにはメッシも思わず感動したのか、スタンドへ手を振って応えた。

　この動画が6月26日に公開されると、瞬く間に話題に。コメント欄には「フットボールの伝説」「なんて美しい」「素晴らしい」「まさに歴史だ」といったメッシに対する称賛や驚愕の声が多く寄せられている。

　メッシと言えば、前日にも元アルゼンチン代表MFマキシ・ロドリゲスの引退試合に参加し、そこでも熱烈歓迎が話題に。ところ変わっても、その存在感は変わらず偉大なようだ。