WEリーグ制覇の浦和Lを表彰! 賞金は2000万円…キャプテンMF総括「ここに皆で立っていることが嬉しい」

表彰を受けた浦和レディース【写真:徳原隆元】
表彰を受けた浦和レディース【写真:徳原隆元】

社会貢献活動における情報発信部門と連携部門では新潟L、エルフェン埼玉が表彰される

 女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」で、今季の表彰を行う「2022-23 WEリーグアウォーズ」が6月12日に開催され、優勝した三菱重工浦和レッズレディースなどが表彰を受けた。

 リーグ発足から2シーズン目の今季は三菱重工浦和レッズレディースが強さを見せ、リーグ最多の50得点をマークするなど20試合で勝ち点52を積み上げて初優勝を飾った。2位には同44で昨季優勝のINAC神戸レオネッサ、3位には同42で日テレ・東京ヴェルディベレーザが続いていた。

 シーズン開幕直前の昨年9月末に就任した高田春奈チェアからは「全く知らない状態からスタートして、毎試合を見ていくうちに魅力に取りつかれた。女子サッカーの魅力を自分の心の底から感じた1年だった。そうした魅力をたくさんの人に伝えていくのがリーグの役割。日本において2021年にプロ化をするということで立ち上がった。その理念に1人1人が多様に輝く社会をつくっていくことを掲げている。そういったなかで、決してWEリーグが女性活躍を推進するためにあるわけではない。でも、WEリーグにしかできない女性活躍社会への貢献があると信じている」と、その理念についてもあらためて話した。

 浦和には賞金2000万円が贈られ優勝トロフィーも改めて贈呈された。主将のMF柴田華絵は「大変うれしいし、ここに皆で立っていることが嬉しい。試合に勝ったことで優勝ができたので、試合終了のホイッスルを聞いて皆で喜べてよかった」と話した。また、シーズン中に負傷があり最終節での復帰となったDF高橋はなは「私自身は怪我をしてしまってプレーで貢献するのは難しかったが、チームの皆が頼もしかった。試合に出ている選手、出なかった選手、頑張っている姿を見てきたので、気持ちが引き締まって最終節に間に合って良かった」と話した。

 また、11チームの奇数構成のために試合がない日に社会貢献活動を行う「WE ACTION DAY」について、情報発信部門と連携部門でアルビレックス新潟レディース、選手主体性部門でちふれASエルフェン埼玉が表彰された。そして、フェアプレー賞は優勝した浦和が受賞している。

 来季はセレッソ大阪ヤンマーレディースの参入により、12チームでの戦いになることが決まっている。シーズンオフにはオーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)も開催されるだけに、良い流れを3シーズン目につなげたいところだ。

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