若手の登竜門とされているU-20W杯

　現在アルゼンチンで行われている若手の登竜門ともいわれるU-20ワールドカップ（W杯）。U-20日本代表は惜しくもグループリーグ敗退となったが、この大会をきっかけに世界へ羽ばたいた選手が多くいる。移籍情報サイト「Transfermarkt」では、過去にU-20W杯を制した選手たちの市場価格に注目している。

　記事内では、「最も市場価値の高いU20W杯優勝経験者トップ20」として、20人の選手がピックアップされ、ランキング形式で紹介。ランキングのトップに立ったのは、セルビア代表として2015年に優勝したMFセルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチ（ラツィオ）で、6000万ユーロ（約90億円）となった。

　2位に続いたのは2011年大会を優勝したブラジル代表MFカゼミーロ（マンチェスター・ユナイテッド）が5000万ユーロ（約75億円）で、3位には2005年大会で優勝したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（PSG）が4500万ユーロ（約67億円）と、DFフィカヨ・トモリ（ACミラン）が同額で並んだ。

　2013年にフランス代表の一員として大会を制覇したMFポール・ポグバ（ユベントス）は2000万ユーロ（約30億円）で11位にランクイン。2017年に大会を制覇したイングランド代表からはGKディーン・ヘンダーソン（ノッティンガム）や、FWドミニク・キャルバート＝ルーウィン（エバートン）らがトップ20に顔をそろえている。

　そのほかには、アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリア（PSG）や、元ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ（アストン・ビラ）などが名を連ねた。

　これまで多くのスター選手にとって飛躍のきっかけとなったU-20W杯。アンダー世代で結果を残すことが世界のトップ・オブ・トップにたどり着くうえで重要な要素の1つと言えるはずだ。