アルメリア戦で今季リーグ戦9ゴール目を記録

　スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間5月23日に行われたラ・リーガ第36節アルメリア戦で前半アディショナルタイムに決勝点を挙げ、チームを1-0の勝利に導いた。今季リーグ戦でゴールを記録した9試合は全勝している点にスペイン紙が注目している。

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　ソシエダは前半20分に元スペイン代表MFダビド・シルバが交代を余儀なくされるアクシデントに見舞われる。アルメリアのコロンビア代表FWルイス・スアレスが前半36分に一発退場となり、数的優位に立ちながらゴールを割れなかったなかで、同アディショナルタイムに久保がスコアを動かす。

　右サイドでボールを受けると、ペナルティーエリア内で対峙したアルメリアDFサムエル・コスタをかわして中央に切れ込み、左足を一閃。ファーサイドへ鋭いシュートを突き刺し、今季リーグ戦9ゴール目で先制点をもたらした。

　後半に追加点を奪えなかったソシエダだが、そのまま逃げ切って1-0で勝利。勝ち点を「68」に伸ばし、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）圏内の4位をキープしている。

　スペイン紙「マルカ」は「久保はラ・リーガとチャンピオンズリーグのスターになる？」と見出しを打ち、今季のリーグ戦9ゴールはすべて異なる試合で挙げ、そのいずれも白星を手にしていることから「勝利の保証」と言及している。

今季1点目：第1節カディス戦（1-0）
今季2点目：第7節ジローナ戦（5-3）
今季3点目：第17節アスレティック・ビルバオ戦（3-1）
今季4点目：第21節エスパニョール戦（3-2）
今季5点目：第26節エルチェ（2-0）
今季6点目：第28節ヘタフェ戦（2-0）
今季7点目：第32節オサスナ戦（2-0）
今季8点目：第33節レアル・マドリード戦（2-0）
今季9点目：第36節ジローナ戦（1-0）

「ゴール数と同じ数の勝利に貢献しているのが久保の功績だ。少なくとも攻撃面ではチームを支え、ライバルにとって最も危険な存在だ。FCバルセロナとレアル・マドリードがなぜ彼と契約したのか、そしてレアル・マドリードがなぜ数年前に彼との契約に賭けたのか。その理由を証明している」

　今季のリーグ戦は残り2試合、シーズン二桁得点に乗せられるかにも注目が集まる。