ウェストハムMFデクラン・ライスの行動が話題に

　イングランド1部ウェストハムは、現地時間5月7日に行われたプレミアリーグ第35節マンチェスター・ユナイテッド戦で1-0の勝利を収めた。試合後ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスがファンに見せた神対応に「どの選手にとってもお手本」「なんて男だ」と話題を呼んでいる。

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　現在24歳のライスは14歳までチェルシーの下部組織で育ち、退団後にウェストハムアカデミーへ。2017年にトップチームデビューを飾ると、10代のうちからレギュラーに定着。イングランド代表にも選出されており、チームの中心選手として今季もリーグ戦34試合に出場し、3ゴール2アシストを記録している。

　ライスはユナイテッド戦でも先発フル出場を果たすと、1-0の勝利に貢献した。そんなライスが試合後、子供のウェストハムファンへ見せた振る舞いに注目が集まっている。

　スタンドで泣いている子供のファンを見つけ近づき、声をかけ抱きしめるライス。さらには、「知っているかい？マーカス・ラッシュフォードに渡すと約束したんだ。ラッシュフォードにあげるけど、もう一個別のをあげるよ。さあ、どうぞ」と伝え、ユナイテッドの同胞FWマーカス・ラッシュフォードと交換予定だったユニフォームをプレゼントした。

　この行動に英メディア「スポーツ・バイブル」は「ライスは感動的な若いファンのためにマーカス・ラッシュフォードとの約束を破った。彼はとても粋な選手」と見出しを打ち、「どの選手にとってもお手本」「なんて男だ」「素晴らしい人間だ」「ヒーロー」「感動的」と、海外ファンの声を紹介している。