両チーム合計6得点の乱打戦に、三笘は日本人選手の1シーズンプレミア最多得点記録を樹立

　イングランド1部ブライトンは現地時間4月1日、プレミアリーグ第29節でブレントフォードとホームで対戦し、3-3で引き分けた。日本代表MF三笘薫は今季リーグ戦7ゴール目を奪い、日本人選手の1シーズンにおけるプレミアリーグ最多得点記録を打ち立てた。

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　国際Aマッチ明け後、初のリーグ戦に臨む三笘は今季プレミアリーグで前節まで20試合に出場し、6得点3アシストをマーク。FAカップを含めた直近5試合すべてで得点に絡んでいるなかで、ホームで迎えたブレントフォードでも定位置となる左ウイングで先発した。

　公式戦5試合負けなしのブライトンは、立ち上がりから果敢に相手ゴールを目指すも前半10分、自陣右サイドからのクロスをDFポントゥス・ヤンソンに決められ先制を許す。その後、GKジェイソン・スティールがパックパスを手で処理したことで間接FKを与えるピンチもあったが、なんとか凌ぎ切った。

　すると前半21分、GKからのロングボールが前線に抜けたボールに三笘が反応。GKとの1対1の場面で、頭上を越すループ弾を沈め、同点ゴールを奪った。これで三笘は今季リーグ戦7ゴール目となり、MF香川真司（現セレッソ大阪）、FW岡崎慎司（現シント＝トロイデン）が記録したプレミアリーグのシーズン日本人最多得点記録（6得点）を抜いて、単独トップに躍り出た。

　三笘の同点ゴールからわずか1分後、ブライトンはFWイヴァン・トニーにゴールを許し、再び勝ち越されたものの、前半28分、MFソリー・マーチがペナルティーエリア内右からファーサイドへ送ったクロスをFWダニー・ウェルベックが頭で合わせ同点に。2-2のまま前半を折り返した。

　後半早々の4分、ブライトンはセットプレーを与えると、ゴール中央寄りからのFKからDFイーサン・ピノックにゴールを許し、2-3と勝ち越しを許す。これで勝利には2点が必要になったなかで、三笘やマーチ、MFアレクシス・マック・アリスターにボールを集めて攻勢を強めたものの、相手の手堅い守備を崩せず1点が遠い。

　そんななか後半41分、途中出場のFWデニズ・ウンダヴがゴール前で放ったシュートの場面で、相手DFアーロン・ヒッキーの手にボールが当たったとしてVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）が介入。オンフィールド・レビューの末、PK判定となり、これをアリスターが決め3-3の同点に追い付いた。

　その後、両チームとも得点は生まれず、試合はそのまま終了。ブライトンは公式戦6試合無敗とした。