浦和が柏撃破で暫定2位浮上 決勝ゴールのベテラン興梠は浦和で2021年6月以来の得点
敵地での柏戦で3-0と勝利
浦和レッズが2017年シーズン以来のJ1リーグ4連勝を飾り、暫定2位に浮上した。浦和は3月31日のリーグ第6節で柏レイソルとアウェーで対戦し、FW興梠慎三の決勝ゴールなどで3-0の勝利を収めた。
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リーグ戦で浦和は開幕2連敗のあとに3連勝、柏は2引き分けのあとに3連敗の状況でこのゲームを迎えた。試合は開始1分、浦和MF小泉佳穂のミドルシュートがゴールポスト直撃と、いきなりゴールを予感させる場面で始まった。しかし、その後は互いに厳しいプレスのかけ合いでそれを突破することができず。浦和は前半15分過ぎにビルドアップの形を3バックに変更して後方のポゼッションが安定したが、中盤から前線にパスを入れるところで柏の厳しい寄せが目立った。
一方の柏はシンプルなロングボールを長身FWフロートに当てたセカンドボールでの前進を図り、MFマテウス・サヴィオがサイドバックの背後に走り込んでのサイド突破も模索したが、浦和のDFアレクサンダー・ショルツとDFマリウス・ホイブラーテンの牙城を崩せず試合が膠着した。
そして前半終了間際の44分、浦和はペナルティーエリア内の左サイドでボールを受けたMF関根貴大がボディフェイントで相手をかわして縦に突破。中央へのボールを受けた興梠は深い切り返しで相手を外して左足シュートでゴール。これが元日本代表MF小笠原満男氏に並ぶJ1のトップタイ記録になる17年連続ゴール。そして、昨季に北海道コンサドーレ札幌に期限付きしていた興梠にとっては、2021年6月6日のヴィッセル神戸戦以来となる浦和での得点になった。
後半に入ると柏は浦和のポゼッションに高い位置からのプレスを模索するが、浦和の中盤の動きを制限できずになかなかボール奪えず。それでも柏の3バックが堅く、1点差のまま試合が進んだ。そして、両チームが交代選手も切っていった後半30分、浦和はMF大久保智明からFWブライアン・リンセンを狙ったスルーパスが相手に当たったこぼれ球にMFアレックス・シャルクが反応して右足でゴール。今季のリーグ戦で初のベンチ入りとしていたオランダ人アタッカーの一撃が生まれ、マチェイ・スコルジャ監督の采配が的中した。
さらに後半37分に浦和は左サイドを切り崩してシャルクがクロスを入れると、攻撃参加したDF明本考浩がジャンピングボレーで追加点。3-0で勝利した浦和は2017年以来となるリーグ戦4連勝。勝ち点を12に伸ばし、4月1日に各地で行われる試合を前に暫定2位へと浮上した。
(FOOTBALL ZONE編集部)