「だから思わず投げた」と一連の行為を説明

「PKが与えられた時、僕はとてもがっかりしました。そしてメッシが得点を決めて北ゴール裏に来た時、ネイマールが僕らサポーターに対して侮辱、挑発したように見えました。だから横にあったペットボトルを思わず手に取って、それを投げてしまいました」

　このように動揺ぶりを報告している。得点を決めた瞬間、ネイマールをはじめとしたバルサの選手たちはアウェーに駆け付けたサポーターに向けて声を上げているように見えたが、そこでのネイマールの行動が癪に障ったのかもしれない。

　 とはいえ、ピッチで戦う選手に物を投げつけるのは言語道断の行為だったことを自覚している。「僕はバルセロナに許しを請いたいし、自分にとって生涯のクラブであるバレンシアを人生最後の日までサポートしていきます」と締めくくった。事態はひとまず沈静化の方向に向かっているが、ネイマールとバレンシアにとって新たな因縁勃発となったのは間違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images