「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」で代理MCの槙野氏とワッキーさんが言及

　スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」内で元日本代表DF槙野智章氏が、ゲスト出演したお笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさんとともに、ポルトガル1部ポルティモネンセのGK中村航輔の風貌に驚きを示しつつ、今後の活躍に期待を寄せた。

　ポルトガルリーグ第23節で、日本代表MF守田英正を擁するスポルティングと対戦したポルティモネンセは、惜しくも0-1で敗戦。それでも今季19試合目の出場を果たした中村は、エリア内で打たれたシュートを4本止めるなど、現地でも高い評価を受けた。

　U-20日本代表のロールモデルコーチを務めている内田篤人氏がU-20アジアカップに帯同して不在のなかで、MCを務めることとなった槙野氏は、中村の姿がハイライト映像で流れると、「風貌も凄いけど、GKがセービングする前のプレジャンプと呼ばれる小さいジャンプ。そのバウンドがすごくいい」と、2018年のロシア・ワールドカップ（W杯）でともにメンバー入りした中村のプレーを解説した。

　さらに、現地で「3メートルの巨人のよう」「ありとあらゆるものを防御」という寸評が付けられたことを伝えられると、「これまで怪我であったり、出場機会に恵まれていなかった中村航輔がここに来てポジションを掴んで、評価を高めているのは日本代表にもポジティブなことでしかない。前回のカタール大会も選ばれなかった。僕は2018年ロシア大会に一緒に出場しているので、この新しい森保ジャパン初陣のメンバーに食い込んでくるんじゃないかと思っている」と、かつてのチームメイトに期待した。

　ワッキーさんも「柏の時から『凄いな、このGK』と思っていて。一回、脳震とうで『大丈夫かな』というのがあった。でも、こうやって海外で活躍しているとなると、すごく嬉しい」と喜んでから「風貌がめちゃめちゃ……武田信玄みたい」と言うと、槙野氏も笑いながら「ヒゲ、どうしたの本当に？　向こうのスタイルに合わせているんですかね」と、疑問を口にした。ワッキーさんも、「かっこいい。前はさわやかな感じだったのに」と変貌ぶりに驚いていた。

ロシアW杯の打ち上げではGK陣との会話で感動

　また槙野氏は、ロシアW杯に出場したメンバーで打ち上げをした際のエピソードを披露。中村がGK川島永嗣（ストラスブール）に憧れており、打ち上げの席でもGK東口順昭（ガンバ大阪）を含めたGK3人が同じ席を囲むほど、関係性が良かったことを明かした。

「同じテーブルでみんな乾杯している。そこでも中村は川島永嗣さんから何かを学ぼうと、ずっとその席でも永嗣さんがどういうことを言うか、どういうことをするのかを学んでいた。そしたら2次会の席でめちゃくちゃ泣いていたんです。みんなが『なんでアイツ泣いているの？』となって理由を聞いたら『永嗣さんともっとプレーしたいです』って言っていた。ものすごい向上心があって、何かを吸収したいという気持ちがある。今の活躍もそうだし、これから日本代表に入ってきた時がものすごく楽しみ」

　このエピソードを聞いたワッキーさんは、「へー」と感心しつつも、「でも、今、全然川島永嗣さんと似てない。髪型とか」と、改めて中村の風貌を指摘して笑いを誘った。槙野氏も笑いながら「あんなに学びたいって言っていたのに、たしかに風貌は全然違う。でも、プレースタイルは似てないですか？　ガッツあふれるというか、1対1を止めるとか、距離の詰め方とか、吠えるとか。ドヤ顔…まではちょっと分からないですけど」と、川島と似ている点を挙げつつ、「本当に楽しみ」と、日本代表を含めたさらなる活躍に期待した。