浦和が開幕3戦目で今季初勝利 2年目MF安居のJ初ゴールが値千金の決勝点

浦和レッズがセレッソ大阪に逆転勝利【写真:徳原隆元】
浦和レッズがセレッソ大阪に逆転勝利【写真:徳原隆元】

後半37分に安居が逆転ゴール

 浦和レッズは3月4日にJ1リーグ第3節でセレッソ大阪をホームに迎え撃ち、2-1の逆転勝利。今季開幕から3戦目で初勝利を挙げた。

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 浦和はマチェイ・スコルジャ新監督が就任した今季、リーグ戦を2連敗スタート。ホーム開幕戦になったこのゲームは、埼玉スタジアムが芝の全面張替えを含む改修中のため浦和駒場スタジアムで開催された。スタメンにはFW興梠慎三が入り、FWブライアン・リンセンがベンチスタートになった。

 試合は前半から浦和がボールを持つ時間が長くなったが、今季の取り組みとして強調されているハイプレスはC大阪のGKキム・ジンヒョンからの正確なミドルパスで外される場面が多く、効果は大きくなかった。浦和はそれによって前半30分くらいから運動量が落ち始める今季の悪い癖が出て、前半33分にC大阪は左サイドからMF為田大貴が縦に突破。ゴール前を横切るクロスを入れると、必死に戻った浦和MF岩尾憲が痛恨のオウンゴールを献上し、C大阪の1-0リードで前半を終えた。

 後半も浦和がボールを持ちながら攻めあぐねる時間になったが後半14分、MF伊藤敦樹からボールを受けた今季主将に就任の日本代表DF酒井宏樹がスルーパスを供給すると、最終ライン背後に抜け出した興梠が倒されてPKを獲得。これを後半16分にDFアレクサンダー・ショルツが蹴り込んで1-1の同点に。浦和はこれが今季の公式戦初ゴールになった。

 その後、C大阪は後半20分にFWレオ・セアラが勝ち越しゴールを奪ったかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認でオフサイドにより取り消し。両チームともその後は多くの選手交代を行い、浦和はリンセン、C大阪は今季Jリーグ復帰の元日本代表MF香川真司もピッチに送り込んだ。

 すると後半37分、途中出場のMF関根貴大が相手と競り合いながらつないだボールを、同じく途中出場のMF安居海渡が右足で蹴り込んで逆転ゴール。昨季に流通経済大から加入の安居によるJリーグ初ゴールで浦和が2-1の勝利を収めた。

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