ミラン本田の強力ライバルが明かす躍動の要因 “恐怖政治”からの解放と現監督への確かな信頼

ミハイロビッチ体制下で出番を得られなかったスソが当時を振り返る

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は今季リーグ戦8試合で先発出場が一度もない。ベンチ要員に甘んじている理由は、同じ左利きの元U-21スペイン代表MFスソの躍動が関係している。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が右ウイングで全幅の信頼を寄せる若武者は、絶妙なテクニックと高い局面打開力を披露している。

 スソは昨季までミランでさほど出番を得られず、今年1月にジェノアに期限付き移籍し、6得点2アシストと活躍。昨季まで本領を発揮できなかったレフティーは、シニシャ・ミハイロビッチ体制下の恐怖政治を振り返っている。

 地元紙「イル・メッサジェーロ」に登場したスソは、22日に迫る王者ユベントスとの戦いを控えて、「恐怖なしに戦わなければいけない。我々はユベントスに劣ってはいない、という恐怖なしに。モンテッラはいい仕事をしている。多くを変えた。ボールをキープしてどう戦うかを教えてくれたんだ」と語った。

 今季開幕前も補強に失敗したミランの現先発メンバーに新加入選手はいない。下部組織から昇格した期待の司令塔マヌエル・ロカテッリ以外は昨季からの顔触れだ。しかし、若き守護神GKドンナルンマ、DFロマニョーリに加え、スソ、ニアングなど新鋭が台頭。モンテッラ監督の下で攻撃的なサッカーを披露している。

 

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