敵地でクリスタル・パレスと対戦、三笘は左サイドで先発

　イングランド1部ブライトンは現地時間2月11日、プレミアリーグ第23節でクリスタル・パレスとアウェーで対戦し、1-1で引き分けた。日本代表MF三笘薫は先発フル出場も、この日はゴールに絡めなかった。

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　三笘は前節のボーンマス戦で決勝ヘッドを叩き込み、チームを1-0勝利に導く立役者に。直近の公式戦7戦5発と好調のなかで迎えたクリスタル・パレスとの一戦では、日本人初のプレミアリーグ3試合連続得点にも期待が懸かった。

　試合は序盤からブライトンが主導権を握るも、相手の堅い守備を崩し切れない展開に。定位置の左サイドハーフで先発した三笘はボールを持つシーンこそあったものの、得意のドリブルで敵陣を崩し切るには至らない。

　それでも前半26分には決定機が到来する。左サイドでパスを受けると、そのままペナルティーエリア付近まで進み、中央へのパスを選択。MFソリー・マーチとのパス交換からエリア内へ抜け出しフリーでシュートを放つも、相手GKの好守に阻まれた。

　その後もブライトンの攻勢は続き、前半32分にはDFペルビス・エストゥピニャンがゴールネットを揺らす。先制かと思われたが、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）判定の末にオフサイドで取り消しに。結局、スコアを動かせないままハーフタイムを迎えた。

　後半も形勢は変わらず、ブライトンが大半の時間帯でボールを保持。中盤のMFアレクシス・マック・アリスターやマーチらを軸に攻め続けるも1点が遠く、三笘の突破力も分厚い守備を前に威力を発揮させてもらえない。

　我慢の時間が続いたブライトンだったが、ついに均衡を破る。後半18分、左サイドからエストゥピニャンがゴール前へクロスを供給。これにファーサイドから走り込んだマーチが合わせ、ようやく先制した。

　しかしブライトンはその6分後、セットプレーからゴール前へ放り込まれたボールを、GKロベルト・サンチェスがまさかのファンブル。こぼれ球を押し込まれて1-1の同点に追い付かれてしまう。

　痛恨のミスで試合を振り出しに戻されたなか、ブライトンは勝ち越しを狙いさらに攻勢に出たものの、試合はそのまま終了。勝利は逃したものの、公式戦7戦無敗としている。