FAカップ4回戦で三笘とマッチアップも、苦戦ぶり顕著で後半途中交代

　イングランド1部リバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドにとって、ブライトンの日本代表FW三笘薫はまさに“天敵”と呼ぶべき存在になっている。

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　1月29日に行われたFAカップ4回戦、ブライトンはホームでリバプールを2-1で撃破した。後半アディショナルタイムに劇的な決勝を挙げた三笘は試合を通じて左サイドで躍動。リバプールの右サイドバック、アーノルドを何度も苦しめた。「オプタ」によれば、三笘は今季リバプールとの試合でドリブルを計10回成功させているが、その内の半分はアーノルドを相手に記録したものだというのだ。

　三笘に翻弄され続けた24歳のイングランド代表DFは1-1で迎えた後半19分にMFジェームズ・ミルナーとの交代でベンチに下げられた。すると英メディア「Football365」が「Whoscored.com」の採点を基にして選出したワーストイレブンに名を連ねる結果となった。

　同メディアは「ミトマに逃げ回られ、60分を前に交代させられた時、まるで尻を叩かれたような表情だった」とアーノルドが三笘とのマッチアップに苦しんだ様子を伝えている。

　アーノルドはその抜群のテクニックと正確なキックを武器に攻撃面で絶大な貢献を見せるサイドバック。対人の守備に強みがあるタイプではないだけに、絶好調の三笘を擁するブライトンから狙い目とされてしまったようだ。試合にも敗れてFAカップの防衛にも失敗。同選手にとっては悪夢のような一日となったに違いない。