日本の英雄が「唖然とした」 W杯メンバーへの持論に海外メディア注目「間違っていたと考えている」

闘莉王氏のコメントにスコットランド紙が注目【写真:荒川祐史】
闘莉王氏のコメントにスコットランド紙が注目【写真:荒川祐史】

元日本代表DF闘莉王氏の発言にスコットランド紙が脚光

 日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)メンバー26人の顔ぶれについて、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が自身のYouTubeチャンネルで異論を唱えた様子に、海外メディアが注目。「日本の英雄が前田大然をW杯メンバーから外すよう猛烈に要求」と報じている。

 日本のW杯メンバーは今月1日に発表され、1トップ候補となるFWには浅野拓磨(ボーフム)、前田大然(セルティック)、上田綺世(セルクル・ブルージュ)が選出。DF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が負傷離脱した影響で、FW町野修斗(湘南ベルマーレ)が追加招集されている。

 闘莉王氏は自身のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」でメンバー選考へ持論を展開。前線の顔ぶれには「ちょっと期待できない」と厳しい評価を下し、前田や浅野のスピードを生かしたプレッシングについても「FWは点を取ることが必要。FWはDFに怖さを与えるのが重要。FWはプレッシングじゃない」と語っている。

 この発言にスコットランド紙「グラスゴー・タイムズ」が脚光。セルティック所属の前田が含まれた人選へ異論を唱えたこともあり、「日本の英雄が前田大然をW杯メンバーから外すよう猛烈に要求」と見出しを付け、その見解が注目を浴びた。

 記事では「日本代表のW杯ヒーロー、田中マルクス闘莉王は唖然とした。日本のボスがセルティックの選手を選ぶのは間違っていたと考えている。彼は『代表に選ばれたストライカーは、どれも十分な実力を持っていない』と言った」と、元日本代表戦士の厳しい意見を伝えていた。

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