森保ジャパン、カタールW杯メンバー26人考察 大迫&古橋ら落選、攻撃陣の“現序列”は?
森保監督はGK「3」、DF「9」、MF/FW「14」でチョイス
森保一監督率いる日本代表は11月1日、同20日に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)に臨む登録メンバー26人を発表した。GK「3」、DF「9」、MF/FW「14」と振り分けられた顔ぶれを踏まえ、改めて序列を考察する。
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【GK】
川島永嗣(ストラスブール/39歳)
権田修一(清水/33歳)
シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/30歳)
GKはW杯アジア予選で守護神を務めた権田、身長197センチの高さと足もとの技術を誇るシュミット、通算4回目の大会出場となるベテランの川島という3人で、9月のドイツ遠征から谷晃生(湘南ベルマーレ/22歳)が外れる形となった。
焦点となるのは、正守護神の座だ。これまでの実績では権田が上だが、その権田が怪我で離脱した9月シリーズではシュミットが存在感を放ち、第2戦のエクアドル戦(0-0)では渾身のPKストップでピンチを防ぎ、チームを救った。森保監督はどちらをグループリーグ初戦のドイツ戦に起用するのか、注目が集まる。
【DF】
長友佑都(FC東京/36歳)
吉田麻也(シャルケ/34歳)
酒井宏樹(浦和/32歳)
谷口彰悟(川崎/31歳)
山根視来(川崎/28歳)
板倉 滉(ボルシアMG/25歳)
中山雄太(ハダースフィールド・タウン/25歳)
冨安健洋(アーセナル/23歳)
伊藤洋輝(シュツットガルト/23歳)
守備の要である冨安&吉田、W杯経験者の酒井と長友が両サイドを固める。山根、谷口、中山と順当な選出のなか、9月に左膝の内側側副靭帯を部分断裂した板倉もメンバー入り。ただ、実戦から遠ざかっていることもあり、センターバックと左サイドバックをこなす大型DFの伊藤が名を連ねる形となった。
【MF/FW】
柴崎 岳(レガネス/30歳)
遠藤 航(シュツットガルト/29歳)
伊東純也(スタッド・ランス/29歳)
浅野拓磨(ボーフム/27歳)
南野拓実(ASモナコ/27歳)
守田英正(スポルティング/27歳)
鎌田大地(フランクフルト/26歳)
相馬勇紀(名古屋/25歳)
三笘 薫(ブライトン/25歳)
前田大然(セルティック/25歳)
堂安 律(フライブルク/24歳)
上田綺世(セルクル・ブルージュ/24歳)
田中 碧(デュッセルドルフ/24歳)
久保建英(レアル・ソシエダ/21歳)
MF/FWの選考でトピックとなったのは、FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、FW古橋亨梧(セルティック)、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)、MF旗手怜央(セルティック)が外れたこと。逆に、ボランチではカタールW杯アジア最終予選突破に貢献した遠藤、守田、田中のトリオに加え、18年ロシア大会を経験しているベテランの柴崎が入った。
現在の森保ジャパンで第1オプションを担う伊東、今季ドイツ1部フランクフルトで好調をキープし、トップ下システムのキーマンと目される鎌田が攻撃の軸。久保、三笘というアタッカー、サイドで持ち味を発揮しきれず所属チームでも調子が上がらない南野をどのように起用するか。また、大迫が落選となった1トップは、スピードとプレスで存在感を示す前田、総合力の上田、指揮官の愛弟子である浅野が横一線でポジションを争うことになりそうだ。