“ドーハの悲劇”経験の森保監督、カタールW杯への思い「ドーハの歓喜に変えられるように」
「悔しい、悲しい思い出があると認識している」と回顧
11月20日に開幕するカタール・ワールドカップに臨む日本代表メンバー26人が1日に発表された。かつて選手として“ドーハの悲劇”を経験したカタールの地での戦いに向けて、森保一監督は「リベンジという気持ちは持っていない」と語っている。
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会見に臨んだ森保監督は、自ら読み上げてメンバーを発表。4回目の出場となるGK川島永嗣(ストラスブール)やDF長友佑都(FC東京)、初出場のMF久保建英(レアル・ソシエダ)や冨安健洋(アーセナル)らが選出されるなか、FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)やFW古橋亨梧(セルティック)、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)らは選外となった。
自身の現役時代に“ドーハの悲劇”を経験した森保監督にとって、カタールは因縁の地でもある。質疑応答で質問を受けた森保監督は「現役時代にドーハでW杯への夢をかなえられなかった。悔しい、悲しい思い出があると認識している」としつつ、次のように現在の思いを明かしている。
「しかし、リベンジという気持ちは持っていなくて、スタッフや選手、サポーターとともにW杯で戦うのを楽しみにしている。経験したのは悲しいことだったが、ドーハの歓喜に変えられるように残された時間で最大の準備をして、選手に最大の力を発揮してもらって、喜び合えるようにしたい」
日本中が悲しみに包まれた、1993年から29年。当時を知る森保監督は、日本サッカーの歴史における“ドーハ”の意味を塗り替えるつもりだ。
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