右サイドバックとして先発出場、ジャカの決勝ゴールをアシスト

　イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は現地時間10月20日に行われたUEFAヨーロッパリーグ（EL）グループステージ第2節延期分のオランダ1部PSV戦に右サイドバックとして先発出場し、MFグラニト・ジャカの決勝ゴールをアシストする活躍で勝利に貢献した。今季は負傷の影響で出遅れたが、地元メディアは「ベストな状態に戻ったようだ」と完全復活に太鼓判を押している。

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　お互いに得点が奪えないまま迎えた後半25分だった。右サイドをオーバーラップした冨安がボックス内へ浮き玉のクロスを供給。マイナス方向へのボールをジャカが右足ダイレクトで合わせると、強烈なシュートがゴール左に決まった。これがこの試合唯一生まれた得点となり、アーセナルは1-0で接戦をものにした。

　アーセナルはグループステージ4連勝で、2位以上が確定した。1位は自動的に決勝トーナメント進出。2位はUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ3位チームとのプレーオフに進む。

　後半31分までプレーした冨安は今季初アシストで勝利に貢献。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」の選手採点では、そんな冨安に決勝点のジャカとともに最高タイとなる8点が付けられた。負傷の影響で序盤からベンチが定位置だった男が完全復活を印象づけるパフォーマンスだと絶賛されている。

「シーズン序盤は苦しんでいたが、今はもうベストな状態に戻ったようだ。コーディ・ガクポを黙らせたうえにゴールをお膳立てした」

　リバプール戦でも相手のエースFWエジプト代表FWモハメド・サラーを封じ込めた冨安は、このPSV戦でもキーマンのオランダ代表FWガクポを相手に安定した守備を披露。そして機を見た攻撃参加でアシストも記録と、まさに出色の出来だった。