躍動した“香川ライバル”コンビ 「良い選手は理解し合える」とドルト強化責任者も絶賛

ゲッツェも「良い方向に向かっている」

 右インサイドハーフで出場したゲッツェとのコンビネーションについても「ゲッツェと息が合っていた。良い選手同士は、お互いを理解し合える。必ずしも同じ言語を話す必要はない」と、2人の阿吽の呼吸を絶賛した。

 フランス生まれフランス育ちのポルトガル代表という異色のゲレイロと、ドイツ生まれのゲッツェは互いに異なる言語を母語とするが、ピッチ上での連携に支障はないようだ。

 10日のRBライプツィヒ戦(0-1)に続く先発出場となったゲッツェについても「90分間、全力でプレーするためにはまだフィジカル面で取り戻さなくてはならない。しかし、良い方向に向かっているのは見て取れた。フットボールの能力については疑いの余地はない」と徐々にベストの状態に近づいていると語った。

 負傷もあり2試合連続出番なしの状況が続く香川は、この試合ではポジション争いのライバルが活躍する姿をベンチから見つめていた。日本代表では本来のパフォーマンスから程遠く、批判も集まるなか、タレントがひしめくドルトムントの中盤で定位置を取り戻すことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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