CL王者レアルが土壇場で劇的な逆転勝利! C・ロナウド、モラタの2発で薄氷の白星発進
今季初めて「BBCトリオ」が揃い踏みも、スポルティング相手に大苦戦
欧州連覇に向けて、レアル・マドリードは薄氷の勝ち点3発進となった。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節スポルティング戦に臨み、試合終盤までリードを許す苦しい展開となったが、FWクリスティアーノ・ロナウドの直接FK弾、そして途中出場のMFハメス・ロドリゲスのアシストからFWアルバロ・モラタの決勝ヘッドで劇的な逆転勝利を飾った。
今季公式戦で初めて「BBCトリオ」が先発で揃い踏みとなったレアルだが、前半は守りを固めつつカウンターを狙うスポルティングの抵抗に遭い、ゴールに迫れる場面は少なく、前半をスコアレスで折り返した。
すると後半に入って3分、均衡を破ったのは意外にもスポルティングだった。右サイドでのパス回しからDFセルヒオ・ラモスとMFルカ・モドリッチの足に当たってMFブルーノ・セーザルが左足を振り抜く。これがGKキコ・カシージャの手をすり抜けてゴール左隅に収まり、アウェーチームが先制する展開となった。
その後もスポルティングは勇敢さを発揮し、小気味良いパス回しとカウンターからゴール前に迫る場面を何度か見せた。一方、レアルとしては前線に効果的なパスが入らず、攻撃が単発に終わる状況が続き、時間だけが過ぎるもどかしい展開となった。
同19分には右サイドMFジェウソン・マルティンスからの際どいクロスがFWバス・ドストにわずかに合わないなど、得点の気配はスポルティングに漂い続けた。レアルは同20分にFWギャレス・ベイルがゴール前やや右約20メートルの位置で直接FKを獲得するが、ボールはゴールの枠を大きく逸れる。その直後にジダン監督はベイルをMFルーカス・バスケス、FWカリム・ベンゼマをモラタに代える二枚替えを決断した。
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