リバプール戦で途中出場、相手2選手を手玉に取ったドリブル突破シーンが反響

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、10月1日のプレミアリーグ第9節・リバプール戦（3-3）で途中出場し、チームの3点目の起点になるなど存在感を発揮。緩急自在のドリブル突破で見せ場も作り、ワールドクラスの2選手を翻弄したシーンに、「加速エグい」「個の力は世界レベル」と驚きの声が広がっている。

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　日本代表の欧州遠征で1ゴール（アメリカ戦）をマークした三笘は、インターナショナルマッチウィーク明けとなった敵地でのリバプール戦でベンチスタートに。ブライトンにとっては、ロベルト・デ・ゼルビ新監督の初陣となったなか、出番は2-3とビハインドで迎えた後半20分に訪れた。

　左サイドに入った三笘は、得意のドリブル突破を武器に流れを呼び込むと後半38分、ペナルティーエリア外左でパスを受けた流れでそのままクロスを供給。リバプールDFフィルジル・ファン・ダイクがわずかに触って流れたボールをファーサイドでベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが仕留めて同点ゴールを演出した。

　惜しくもプレミア初アシストは付かなかったものの、チームに貴重な勝ち点1をもたらす働きを見せた三笘。見せ場はそれだけではなく、後半27分にはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとのマッチアップシーンで、圧巻のドリブル突破も披露した。

　左サイドでパスを受けた三笘はゆっくりとボールを持ち出すと、右に行くと見せかけて、逆方向へ急加速。この一瞬の動きでアーノルドを転倒させると、さらにエジプト代表FWモハメド・サラーもかわしてエリア内へと侵入し、チャンスを演出しかけてみせた。

　ワールドクラスの2選手を翻弄したシーンに、ファンも驚愕。ハイライト映像が公開されたスポーツチャンネル「SPOTVNOW JAPAN」公式YouTubeチャンネルのコメント欄には「アーノルドを制圧した」「加速エグい」「ぶち抜いた」「個の力は世界レベル」「上手すぎ」「世界に通用できた」「半端ない」「本物だ」との声が並び、途中出場ながらも強豪リバプール相手にインパクトを放った姿に喝采が送られていた。