サウジに歴史的金星献上 フットサル代表“木暮ジャバン”、第2戦の韓国戦へ向けて再始動

練習前後の円陣の際には木暮監督がチームに長く話をする場面も【写真:河合 拓 / Futsal X】
練習前後の円陣の際には木暮監督がチームに長く話をする場面も【写真:河合 拓 / Futsal X】

パワープレーの守備練習は実施せず「できなかったことを掘り起こすよりは、やるべきことを再確認」

 AFCフットサルアジアカップ(アジア杯)クウェート2022に出場しているフットサル日本代表は、9月28日の大会初戦のサウジアラビア戦に1-2で敗れた。8年ぶりの優勝を目標に掲げクウェートに来た木暮ジャパンだったが、通算2度目のアジアカップ出場で、過去1勝も挙げていなかった新興国に大金星を献上することになった。

 9月29日には、第2節の韓国戦へ向けてトレーニングを再開。アジア杯の東アジア予選でも対戦し、大量9ゴールを挙げて9-0と快勝した相手との仕切り直しの一戦に向けて調整した。

 中1日の連戦となるため、強度の高い練習を行うのは難しい状況にあるなか、チームはリラックスした雰囲気でトレーニングに取り組んだ。アップも兼ねた全員で行う紅白戦では、5-4と拮抗したこともあり大盛り上がり。良い意味で負けを引きずらず、気持ちを切り替えられている様子が見えた。

シュートを打つ吉川智貴。チームはシュート練習に多くの時間を割いた【写真:河合 拓 / Futsal X】
シュートを打つ吉川智貴。チームはシュート練習に多くの時間を割いた【写真:河合 拓 / Futsal X】

 チームはシュート練習を行ったあと、セットプレーからFP清水和也、FPクレパウジ・ヴィニシウス、FP上村充哉、FPオリヴェイラ・アルトゥールがさまざまなバリエーションのシュートを確認。ほかの選手たちも逆サイドでシュート練習を行い、1得点にとどまったフィニッシュについて再確認をした。

 その後も木暮賢一郎監督は、韓国の守備に対応したCKからのパターン確認を行うなど、得点を奪うためのフィニッシュに磨きをかけた。この日はサウジアラビア戦で失点を喫した相手のパワープレーの対策はせず。木暮監督は「できなかったことを掘り起こすよりは、自分たちの持っているやるべきことを再確認すること。中1日で試合があるのでリカバリーも必要」と、その理由を説明している。

 残り2試合、自力で決勝トーナメントに進出するためには2連勝が求められるフットサル日本代表は、明日30日に韓国代表との2試合目を迎える。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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