守護神シュミットが最高点、“ポジション喪失”のワースト評価は? エクアドル戦出場17選手+監督をブラジルメディアが採点

日本はエクアドルと0-0のドローに終わった【写真:Getty Images】
日本はエクアドルと0-0のドローに終わった【写真:Getty Images】

守護神シュミットのPKストップによりスコアレスドローで終了

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は9月27日、ドイツ・デュッセルドルフで行われた国際親善試合でエクアドル代表(同44位)と対戦し、0-0と引き分けた。この試合で決定的なPKをストップしたGKシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)に対してブラジルメディアはチームトップの評価を与えた一方、トップ下で先発して不発に終わったMF南野拓実(ASモナコ)はワーストタイの採点となっている。

 森保ジャパンは9月23日の国際親善試合アメリカ戦(2-0)後にDF冨安健洋(アーセナル)がクラブ事情により離脱。試合中に負傷したGK権田修一(清水エスパルス)もチームを離れたなかで、森保監督は4-2-3-1システムを引き続き採用し、スタメン11人を総入れ替えした。

 日本はアメリカ戦同様に相手ボール時にはトップ下に入った南野がFW古橋亨梧(セルティック)と並んで2トップのように前線からプレッシャーをかける姿勢を見せたが、エクアドルが後方を3枚に変化させつつ、ボールの受け際で日本のプレッシャーを受けながらもキープして展開する技術と強さを見せたことで、それほど高い位置でボールを奪えなかった。コーナーキックなどでもピンチを迎え、日本の攻撃回数の少ない試合になった。

 後半はFW上田綺世(セルクル・ブルージュ)を投入して戦況が回復したが、後半35分過ぎにはPKの大ピンチに。これを守護神シュミットがファインセーブして引き分けでゲームを終えた。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、エクアドル戦に出場した日本代表の17選手と森保監督を採点(10点満点)。そのなかで好守を連発して無失点で切り抜けた守護神シュミットにチーム最高点の「7.5」を与えた。

「決定的なPKをストップ。そのほかにも難しいセーブが2回あり、W杯のGK3人枠入りを保証するだけでなく、本大会で誰が先発するか、森保監督に疑問を投げかけるほどのパフォーマンスだった」

 そのほかにも、守備で奮闘したDF長友佑都(FC東京)と右サイドハーフで先発出場したMF堂安律(フライブルク)は「6.5」の高評価。36歳の左サイドバック(SB)に関しては「この試合のパフォーマンスは、チーム内でまだ重要だということの証」と触れられ、堂安は「守備で非常に良かった」と攻撃ではなくディフェンス面の貢献が指摘された。

 一方で、久々にトップ下で起用されるも不発に終わった南野は、1トップで先発しながら前半45分のみで交代になった古橋とともに、チームワーストの「5.0」評価。「左サイド、トップ下の両方でその座を失った。再び失望することになり、(前半7分の)三笘薫のクロスによるチャンスも逃した」と厳しく指摘されていた。

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