「ネイマールvsハメス」の“南米10番対決” セレソンのエースがW杯予選大一番で爆発!

後半30分、セレソンのエースが均衡を破る

 前半終了間際には、激しい球際のプレーが連発するなか、左サイドでドリブル突破を図ったネイマールとDFジェイソン・ムリージョが激しく接触。両者がもんどりうってピッチに倒れた。このプレーでネイマールに警告が提示されたのだが、リオ五輪での同カードでもネイマールのタックルを巡って乱闘が起きていただけに、不穏な空気がスタジアムを包んだ。

 後半に入るとブラジルがボールを支配しつつ、個人技で突破を仕掛ける一方、カウンターでの一刺しを狙うコロンビアの構図となり、一進一退の攻防が続いた。そして後半30分、均衡を破ったのは、やはりネイマールだった。

 ジェズスのポストワークを起点にしたパスワークから、途中出場のMFフェリペ・コウチーニョがラストパスを送ると、ペナルティエリア左でボールを受けたネイマールは左足を一閃。相手GKオスピナの伸ばした手が届かないぎりぎりのコースに叩き込み、ブラジルが勝ち越しに成功した。

 両チームの背番号10は得点に絡んで存在感を誇示したが、一枚上手だったのはネイマールだった。リオ五輪決勝でのFK弾に続き、W杯予選でも2戦連続ゴールとチームを連勝に導いたエースが、セレソンを上昇気流に乗せる原動力となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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