チェルシーのモウリーニョ監督がサポーターに苦言 「客席は埋まっているのに空っぽ」

絶好調も、あえて苦言

 首位チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、1日のリーグ最下位QPR戦で2-1と辛勝した後、本拠地スタンフォード・ブリッジの観衆にクレームをつけたと、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
 “スペシャル・ワン”は「誰もが私がクラブとファンとの絆を感じていることを知っていると思う」と前置きをした上で「現時点ではホームで戦うのが難しい。なぜなら、空っぽのスタジアムでプレーしているかのように感じてしまうからだ」と語った。
 さらに、モウリーニョ監督は、スタンドのサポーターたちにこう呼びかけた。
「だから、このチームは静かに、ヤワな試合をホームでしてしまう。スタンフォード・ブリッジのファン、チーム、選手が力強さを示さなければ、難しい。今日は見回したが、空っぽだった。客席は見たところ埋まっているのに、それがフラストレーションだ」
 ブラジル代表MFオスカル、ベルギー代表MFエデン・アザールのゴールで何とかホーム勝率100%を維持したが、盛り上がりの欠けた試合の雰囲気に苦言を呈したのだ。
「完全にわれわれの勝利に値したが、いいパフォーマンスとは言えなかった。良い時間帯もあれば、良い展開から不利な場面となる時間帯もあった。だが、われわれのいつもの試合ができなかった。それは私の責任だ」
 8勝2分けと絶好調のチームにあっても、あえて物議を醸す発言でサポーターの奮起を促す辺りは、さすがのモウリーニョ流だろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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