リバプールとのコミュニティーシールドで敗れる

　昨季のプレミアリーグ王者とFAカップ王者が戦うコミュニティーシールドが現地時間7月30日、キングパワースタジアムで行われた。リーグ2連覇中のマンチェスター・シティはFAカップ覇者のリバプールに1-3で敗れ、今季初タイトルを逃す結果となった。今夏の目玉補強、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは至近距離からのシュートをクロスバーに当てるなど決定機を決めきれず、ほろ苦い新天地での公式戦デビューとなった。

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　新シーズンの開幕を告げるこのコミュニティーシールド。リバプールはスタメン11人全員が昨季からの主力選手となった一方、シティはストライカーに新戦力のハーランドを起用。両脇をMFジャック・グリーリッシュとMFリヤド・マフレズで固める新たな3トップで試合に臨んだ。

　試合は前半21分にDFトレント・アレクサンダー=アーノルドのゴールでリバプールが先制。対するシティも途中出場したFWフリアン・アルバレスの得点で後半25分に追いつく展開となったが、終盤にFWモハメド・サラーのPKで勝ち越し。さらに新加入のFWダルウィン・ヌニェスにも得点が生まれ、リバプールが3-1で勝利した。

　そのなかでハーランドは1-3で迎えた後半アディショナルタイム7分にゴール前で絶好機を迎えた。MFフィル・フォーデンのシュートをGKが弾いたボールにいち早く反応し、至近距離から流し込むだけという場面だったが、左足で放ったシュートはまさかのクロスバー直撃。新天地での公式戦デビューで得点することはできなかった。

　このハーランドについてスペイン紙「マルカ」は「ほろ苦デビュー。最終盤に明らかなチャンスをミス」「夢のデビューとはならなかった」とレポート。新エースとして期待値が高いただけにミス1つでも大きく取り上げられる格好となった。

　プレミアリーグは来週開幕。王者シティは現地時間8月7日にアウェーでウェストハムと激突する。ハーランドは名誉挽回のゴールを決めることができるだろうか。