埼玉スタジアムで日本ツアー2戦目、浦和と対戦

　フランスの強豪パリ・サンジェルマン（PSG）の日本ツアー第2戦は7月23日に埼玉スタジアムで浦和レッズと対戦し、フランス代表FWキリアン・ムバッペのゴールなどでPSGが3-0の勝利を収めた。

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　PSGはムバッペがスタメンに入り、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとブラジル代表FWネイマールはベンチスタート。20日の川崎フロンターレとの初戦を欠場したイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティとコスタリカ代表GKケイラー・ナバスがスタメンに名を連ねた。

　立ち上がりは浦和が相手ペナルティーエリア内までプレスを仕掛けて苦しめる場面を作り、前半3分にFW松尾佑介、前半6分にMF伊藤敦樹のシュートがPSGゴールを襲ったが、ナバスの好セーブでしのがれた。逆にPSGは前半16分、浦和ボールにプレスを掛けると跳ね返したボールをムバッペがつなぎ、FWマウロ・イカルディのワンタッチに反応したFWパブロ・サラビアが右足ミドルを決めて先制した。

　さらにPSGは前半35分、ムバッペがDF酒井宏樹とMFダヴィド・モーベルグの間を割って突破すると、角度のないところでの1対1でGK西川周作の頭上を抜くシュートを決めて2-0とリードを広げた。浦和は直後の前半41分にMF関根貴大のラストパスに合わせたFW小泉佳穂がシュートをナバスの正面に飛ばし、前半44分にも関根のラストパスに松尾が抜け出すも決めきれずと、決定力の差が大きく出た。

　後半、浦和はセンターバックを除く9人を入れ替えてオランダの名門フェイエノールトから獲得した新戦力のFWブライアン・リンセンがピッチへ。しかし、リンセンはFW江坂任のラストパスを受けた後半7分のビッグチャンスを決められず、1分後には江坂にヒールキックをつなごうとしたところで負傷して交代に。厳しい日本デビューになってしまった。

　PSGは後半13分にメッシとネイマールを投入。飲水タイムの際にも多くの選手を入れ替えると後半31分にはFWアルノー・カリムエンドが川崎戦に続くゴールを決めて3-0とリードを広げた。ベンチ入りせずに欠場したメンバーもいる浦和は後半5バックにしたが、DF馬渡和彰がMF松崎快のラストパスをゴール前で決められない場面もありチャンスを生かしきれなかった。

　このままPSGは3-0で勝利して川崎戦から連勝したスター軍団は、25日にガンバ大阪と対戦して日本ツアーを終える。