西村拓真、横浜FM勢5人先発で「助かった」 2ゴールも慢心なし「チーム内競争は全く意識していない」

西村拓真【写真:徳原隆元】
西村拓真【写真:徳原隆元】

西村はA代表初ゴールを含む2ゴールをマーク

 森保一監督率いる日本代表は7月19日、E-1選手権の初戦となる香港戦に臨み、A代表初出場のMF西村拓真(横浜F・マリノス)がデビュー戦ゴールを含む2ゴールの活躍を挙げた。2-0の前半22分にMF相馬勇紀(名古屋グランパス)からのパスを反転しつつゴール。国際Aマッチ初出場初ゴールから、前半40分には左足でドライブシュートを決めて2得点で6-0の勝利に貢献した。

 開始2分で相馬が直接FKを決め、前半20分にはFW町野修斗(湘南ベルマーレ)がヘディングで追加点をマーク。2点リードした2分後、自陣でボールを奪い、相馬からのパスを受けた西村はDF2人に囲まれてファーストタッチが少しずれるも、すぐにカバーして反転しつつゴール右に決めた。

 さらに、前半40分には左足の弾丸ドライブシュートを決めた。デビュー戦でいきなり2ゴールというJ1リーグで8得点の調子の良さを見せつけた。

「結果が出たのは良かったですが、いつも通りやることをやることを意識していたので、まだまだですが、表現はできたと思います。あれだけマリノスの選手がいるのは、助かりますし、いつも通りマリノスでやっていることを表現しようと試合に入りました。やっぱり今日初めての選手もすごくいたし、代表活動が初めてなので不安もありましたが、うまくいかないことのほうが多いと思いますし、合わなかったことも実際ありました。でも監督も言っていたように試合の中でも成長することを意識すれば、自分の良さもわかってもらえると思ってやっていました」

 この日は、相馬、町野がともに2ゴールをマーク。攻撃陣が結果を出した形となるが、西村はあくまでベクトルを自分に向ける。

「チーム内競争は全く意識していない。優勝するためにできること、やれることがチームのため、自分の成長だと思うので、自分に集中してやっていきたい」

 初めて臨むE-1選手権でまだまだ存在感を示す心意気だ。

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