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英2部カーディフ、ベイル獲得逃した理由をオーナーが告白 「LAのオファーがあまりに魅力的で断れないもの」
ベイルはロサンゼルスFC加入 「僕にとっても、家族にとっても正しい場所」
イングランド2部カーディフ・シティは、2021-22シーズン限りでスペイン1部レアル・マドリードとの契約が満了したウェールズ代表FWギャレス・ベイルの獲得に乗り出していた。しかし、ベイルは米MLS(メジャー・リーグ・サッカー)のロサンゼルスFCへ移籍。マレーシア人オーナーのヴィンセント・タン氏が、交渉失敗の理由を語った。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
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ロサンゼルスFCは、6月27日にレアル・マドリードを退団するベイルの加入を発表した。契約は2023年6月30日までで、1年間の延長オプションが付いている。クラブの公式HPでベイルは、「LAFCに加入することができて、とてもワクワクしているよ。ここが僕にとっても、家族にとっても正しい場所であり、キャリアの正しい時の加入だと思う。チームと仕事を始めるのが待ちきれないし、ロサンゼルスで多くのトロフィーを勝ち取りたい」と、コメントをしている。
そうしたなか、ベイルの獲得を逃す形となったカーディフのタン氏は、「私たちもいいオファーを出した」と語ったが、同時にロサンゼルスFCからのオファーについては「あまりにも魅力的で、断れないもの」として、獲得競争に敗れた理由の見解を述べている。
「私たちは、とても、とても切望していた。彼は私たちにとって、大きな助けになったはずだからね。ギャレス・ベイルにとっても、ホームタウンでプレーすることは、素晴らしいことだったと思う。ギャレス・ベイルがカーディフでプレーすることになったら、すべてのウェールズ人が喜んだだろう。個人的な考えだが、LAFCのオファーはあまりにも魅力的で、断れないものだったのだろう。それでも彼は加入を望んでくれていたし、金額の問題ではなかった。私たちは良い条件のオファーを出したと思っているが、アメリカの広告主と競うのは難しかった。多くの広告の条件があり、ギャレス・ベイルにはよかったのだろう」
最終的には、金銭的な条件で獲得が実現しなかったとしつつも、カーディフに加入するにあたって、ベイルは金額にはこだわらず、「クラブとウェールズを助けることを考えてくれていた」とタン氏は強調している。
母国クラブでのプレーは実現しなかったベイルだが、1958年のスウェーデン・ワールドカップ以来、64年ぶりのW杯出場を果たしたウェールズ代表の主力であるだけに、コンディションを整え、良い状態で大会を迎えたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)