吉田麻也が考えるドイツ&スペインを倒す2つの“秘訣” 「苦しい時の道標がないと難しくなる」

日本代表DF吉田麻也【写真:(C) JFA】
日本代表DF吉田麻也【写真:(C) JFA】

日本はW杯本大会グループリーグでドイツ、スペインと対戦

 森保一監督率いる日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)に向けて6月シリーズの合宿に臨んでいる。6月はパラグアイ、ブラジル、ガーナ、チュニジアかチリの4試合が予定されているなか、DF吉田麻也(サンプドリア)は5月31日、オンライン取材に対応。これまでのキャリアで強豪クラブと何度も対戦してきた吉田は、日本がW杯で同組のドイツ、スペインとの戦いで持つべき“プラン”の持論を展開した。

 日本は6月の代表戦で2日にパラグアイ代表(札幌ドーム)、6日にブラジル代表(国立競技場)、10日にガーナ代表(ノエビアスタジアム)、14日にチュニジア代表かチリ代表(パナソニックスタジアム)と対戦予定。ブラジルなど、強豪と戦いW杯本大会へ向けて強化を図る。

 W杯本大会ではすでにグループリーグでドイツ、スペインとの対戦が決定。これまで、サウサンプトン所属時代にプレミアリーグで、サンプドリアでもセリエAの強豪やスター選手との対戦経験がある主将の吉田は、“格上”を倒すうえでの必要なプランを明かした。

「間違いなく言えるのは、しっかりしたプランを持たずに戦うと本当に大変なことになる。(マンチェスター・)シティやリバプール、ユベントスに対してノープランというか、あまり対策せずに戦う監督も今までにいたけど、そうなると4点、5点と叩き込まれる。しっかりしたプランと決まりごと、苦しい時の道標がないと難しくなる。スタッフとも話したけど、それは大事になってくる。それがベースにあって、次のところで戦い方になる。引き出しを持っておく、準備しておくのが大事だと思う」

 ロシアW杯では、決勝トーナメント1回戦でベルギーに善戦しながらも、最後の最後で勝ちきれず2-3で敗戦。悔しさが残った。そこで欧州の強豪から勝利を掴むために吉田は具体的にカウンターとボール保持をポイントに挙げた。

「守備の時間が長くなると思うので、カウンターの質、どう仕掛けるか。長い大会でプレッシャーや疲労もある。守るだけでは厳しい。ボールを持つ時間も必要。(ロシアW杯決勝トーナメント1回戦の)ベルギー戦のように守って、守って、守ってだと厳しい。そこで1つ2つ繋げるか。そこのボール保持のところも大事だと思う」

 6月は最強メンバーを揃えるブラジルとの対戦が控える。日本はしっかりとプランを持って相手を圧倒することができるのか注目の一戦となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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