エース大迫“不在”の森保ジャパン、長友佑都が前線の活用法へ持論 「1人1人が考えないと」
エースFW大迫が不在となるなか、スピード系アタッカーがひしめく前線の活かし方に言及
日本代表DF長友佑都が5月31日、キリンチャレンジカップのパラグアイ戦(6月2日/札幌)に向けたオンライン会見に応じた。エースFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)が不在となるなか、スピード系アタッカーがひしめく前線の活かし方へ持論を明かしている。
日本代表は6月のキリンチャレンジカップ(6月2日パラグアイ戦/札幌ドーム、6日ブラジル戦/国立競技場)、ならびに、キリンカップ(10日ガーナ戦/ノエスタ神戸、14日チリ/チュニジア戦/パナスタ吹田)で計4試合のテストマッチを実施するなか、長らくエースの座に鎮座してきた大迫はメンバー外となった。
エースFWの代役候補には、FW古橋亨梧(セルティック)、FW前田大然(セルティック)、FW上田綺世(鹿島アントラーズ)、FW浅野拓磨(ボーフム)らがおり、上田を除くと、いずれも“スピードタイプ”。これまでの戦い方の幅を広げる意味でも、前線の活かし方の出来が問われる。
自身4度目のワールドカップ出場を目指す長友は、「大迫がいることで、周りがイキイキし始める。一緒に戦っていて感じる。彼の存在は大きいと思う」と、エースFWの存在の大きさを強調。一方で「若くて勢いのある良い選手たちもたくさんいる。その選手たちをどう活かすか。活かされる選手たちのほうが多いと思う」と見解を述べた。
大迫のポストワークを軸に、2列目以降の攻め上がりを活かしながら攻撃を展開してきた森保ジャパン。そのスタイルも今となっては必ずしも第一選択肢ではなく、別のスタイルへと移行しつつある。大迫不在となる今シリーズで代役候補たちがアピールできるか、長友は「彼らをどう生かすか、チームの1人1人が考えないといけない」と、改めて持論を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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