日本代表MF遠藤航、“初招集”伊藤洋輝のポテンシャル称賛 「ブンデスでやれている」「期待持てる」
シュツットガルトで同僚の伊藤を評価、さらなる飛躍に期待寄せる
日本代表MF遠藤航が5月31日、キリンチャレンジカップのパラグアイ戦(6月2日/札幌)に向けたオンライン会見に応じた。シュツットガルトのキャプテンとしてチームを牽引したシーズンを振り返るとともに、目覚ましい成長を遂げた同僚DF伊藤洋輝への評価も明かしている。
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遠藤は今季、シュツットガルトのキャプテンとしてフル稼働し、5月14日のブンデスリーガ最終節ケルン戦ではチームを1部残留へ導く劇的決勝ゴールを挙げ“ヒーロー”に。日本代表としても中心選手として攻守に活躍。カタール・ワールドカップ本大会行きに大きく貢献した。
そんなシーズンを遠藤は「非常にタフだったけれど、最終的には残留もW杯も決められてホッとしたところも、ここからという気持ちもある。最低限の結果を得られたシーズンだと思う」と回想。シュツットガルトでは、同じ日本人プレーヤーとして、伊藤の成長ぶりも光った。
23歳の伊藤は昨年6月、当時J2のジュビロ磐田からシュツットガルトへ期限付き移籍。当初はセカンドチームメンバーとしての加入だったが、チーム事情もありシーズン前からトップチームの一員として帯同すると、パフォーマンスが評価されて、ファーストチームへ抜擢された。
リーグ第8節ボルシアMG戦(1-1)以降にレギュラーを奪取した伊藤は、3バックの左センターバック(CB)のほか、左サイドバックやサイドハーフも器用にこなす万能性を売りに活躍を遂げ、昨年11月にはブンデスリーガの月間最優秀新人選手にも選出。この6月シリーズで日本代表初選出を果たし、シュツットガルトへの完全移籍も勝ち取った。
そんな成長著しい伊藤について、遠藤は「身長もあって左足の精度もあって、意外と足も速い。1対1も強いしバランスが良い」と評価。キリンチャレンジカップ(6月2日パラグアイ戦、6日ブラジル戦)ならびに、キリンカップ(10日ガーナ戦、14日チリ/チュニジア戦)の4試合でのチャンス到来も見込まれるなかで、「あの年齢であれだけのプレーをブンデスでやれているのは、個人的にも期待が持てると思う」と、さらなる飛躍も見据えながらポテンシャルを称えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)