PSG日本ツアーのアンバサダー“キングカズ”、ネイマールとのプレーに言及

　今シーズンのリーグ・アン王者に輝いたパリ・サンジェルマン（PSG）は、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマールといった世界各国のスター選手が名を連ねている。新たな銀河系軍団とも称されるスター軍団が7月に日本ツアーを行い、川崎フロンターレ、浦和レッズ、ガンバ大阪とプレシーズンマッチを行うことが発表された。

　このPSG日本ツアーのアンバサダーに、JFLの鈴鹿ポイントゲッターズに所属する元日本代表FW三浦知良が就任。ツアーのPRのために来日した元カメルーン代表FWパトリック・エムボマ氏とトークショーを行った。

　互いに挨拶を交わすと、カズは、「エムボマとは、もう何十年も会っていなかった、ちょっと太った？」とエムボマ氏に質問。エムボマ氏が日本語で、「チョットだけね」と苦笑すると、カズが「（PSGの）レジェンドに対して、すみません」と謝る場面もあった。

　Jリーグだけでなく、海外リーグでも活躍してきたカズとエムボマ氏。現在のPSGで、一緒にプレーしたい選手は誰かを問われると、1997年のJリーグ得点王でもあるエムボマ氏は天を仰ぎ、「何が悔しいって、20歳年を取りすぎたし、20キロ太り過ぎたことだ。パサーとして、メッシがいて、あれだけの資質を持っているムバッペやネイマールがチームメイトにいれば、私もプラスアルファのプレーができたかもしれない。MFやDFにも、素晴らしい選手が揃っている。全員とプレーしたいけれど、年を取りすぎた」と、キャリアのピークの時期がずれたことを悔やんだ。

　今も現役選手であるカズも、「僕もパトリックと一緒で、全員とプレーしたいですが、1人だけ選ぶとしたら、ネイマールとやってみたいですね」と、ブラジル代表のエースの名前を挙げた。

　その理由について「ネイマールが育ったサントスで、僕もプレーしていましたし、サントスでつけていた背番号も同じなので。僕はネイマールがデビューした時から、ずっと彼のファンでもありますから、一緒にやってみたい気持ちがあります。別に大きなスタジアムでなくても、サントスのビーチでやるサッカーでもいいから、一緒にやりたい」と、目を輝かせた。

　また、カズは「同じチームでプレーできたら楽しいでしょうね。想像もつかないですけど。対戦相手としても、本当にやってみたい。その意味では今回、Jの3チームが対戦するのは本当に楽しみですし、選手としてはうらやましい。良い試合をやってほしい。Jリーグを代表する3チームが、どういう試合をするか、見てみたい」と、フランス王者とJ1の3クラブの対戦を心待ちにしていた。