INAC神戸が戴冠…WEリーグ初代女王誕生! エース田中美南の貫禄2ゴールで3-0完勝、シーズン1敗で圧巻の強さ発揮

優勝したINAC神戸【写真:Getty Images】
優勝したINAC神戸【写真:Getty Images】

田中が2発、MF成宮唯が1ゴール1アシストの活躍

 日本初のサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」のリーグ第20節が5月8日に行われ、INAC神戸レオネッサがノジマステラ神奈川相模原に3-0と完勝して優勝が決まり、栄えあるWEリーグ初代女王に輝いた。

 INAC神戸はここまで14勝2分1敗と圧巻の強さを見せて首位を独走。前節、今季初黒星を喫して無敗での初代女王誕生は実現しなかったなか、勝利か引き分ければ優勝が決まるなかで相模原戦に臨んだ。

 スコアが動いたのは開始早々の前半8分だった。GK山下杏也加が見事なフィードを相手最終ラインの裏に通し、絶妙なタイミングで抜け出したFW田中美南が直接左足を振り抜いて幸先良くネットを揺らした。

 後半にも田中が左足で強烈な一撃を放つもこれはクロスバーを直撃した一方、相模原もFW佐々木美和がバー直撃のシュートを打ち込み、一進一退の攻防が続く。再びスコアが動いたのは後半25分だった。

 相手エリア内に攻め込んだINAC神戸は、MF成宮唯の落としから田中が右足で狙い澄ましたシュートをゴール右へ蹴り込み、鮮やかにネットを揺らしてこの日2ゴールで今季9ゴール目をマークした。

 さらに直後の後半27分には、DF伊藤美紀が左サイドからエリア内に突破を図り、これは相手に阻止されるもこぼれ球に反応した成宮が華麗なシュートフェイントで相手を翻弄し、左足で冷静に決めて3-0とリードを広げた。

 その後も主導権を明け渡さなかったINAC神戸。エース田中が圧巻の2ゴール、成宮が1ゴール1アシストと役者が揃って活躍し、WEリーグ初代女王として見事戴冠を果たした。

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