森保監督、オプション戦術“チャレンジ”を示唆 6月キリン杯へ意欲「いくつかのシステムを持って臨みたい」

日本代表の森保監督【写真:(C)JFA】
日本代表の森保監督【写真:(C)JFA】

「キリンカップサッカー2022」の会見へ出席

 日本サッカー協会(JFA)は4月28日、6月に開催される「キリンカップサッカー2022」の参加国、マッチスケジュールを発表。オンライン会見に応じた日本代表の森保一監督は、6月の強化試合に向けて、あくまでベースとなる戦いを維持しつつも「いくつかのシステムを持って戦いに臨めるような準備、チャレンジをしたい」と意気込んだ。

 国際Aマッチウィークとなる6月初めに、日本はキリンチャレンジカップ(パラグアイ/2日・札幌ドーム、ブラジル/6日・国立競技場)で2試合、キリンカップで2試合の強化試合を実施。4か国によるトーナメント形式となるキリンカップにはチリ(FIFAランク28位)、チュニジア(同35位)、ガーナ(同60位)の参加が決定した。

 日本(同23位)は10日(ノエビアスタジアム神戸)の初戦でガーナ、14日(パナソニックスタジアム吹田)にはチリ対チュニジアの勝者と対戦。11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)本大会に向けた強化期間は、この6月と9月のみ。貴重なテストマッチに向け、森保監督は「いくつかのシステムを持って戦いに臨めるような準備、チャレンジをしたい。攻撃と守備の部分では、より攻撃的に行くこと、しっかり相手の攻撃を受ける守備などを試しながら戦えれば」と見解を示した。

 W杯アジア最終予選では、主に4-2-3-1、4-3-3システムを採用。予選の終盤は、後者がメインシステムとなり、本大会出場権を獲得したなかで、森保監督は「一番大切なのは自チームの戦術浸透。どういう戦いをするにしても、どういう相手と戦うにしても、我々自身がチームの戦い方のベースがしっかりしていなければ、その先の対戦相手に合わせる、試合の中でオプションとして使う新たな戦術は機能しないと考えている。常にベースを持ちながらオプションを探る」と、戦術に幅を持たせるチャレンジに意欲を示した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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