リバプールに圧倒され新生ミランが0-2完敗 本田は後半途中から出場も輝き放てず

唯一の見せ場のヘディングシュートも枠外

 後半開始から3人を交代させたミランだが、ここでは本田に声はかからず。FWアレッサンドロ・マトリ、MFアンドレア・ポーリ、DFガブリエル・パレッタが投入された。しかし、後半14分にそのパレッタがペナルティーエリア内左サイドから侵入したFWディボック・オリギに振り切られ、右足でファーサイドに流し込まれてついに失点。0-1とビハインドを背負った。

 リードを許したミランは後半23分にMFジャコモ・ボナベントゥーラ、DFダビデ・カラブリア、そして本田の3人を投入。本田はスソのいた右ウイングに入った。しかし、本田らを投入しても防戦一方のゲーム展開は変わらず、同28分には19歳のMFシェイ・オジョに左サイドを突破されると、シュートのこぼれ球をMFロベルト・フィルミーノに押し込まれて0-2とビハインドが広がった。

 結局、最後までリバプールが支配したゲームの中で、本田はほとんどボールタッチをさせてもらえなかった。同37分に、相手のパスミスからミランがボールを敵陣で奪い、左サイドからのクロスにヘディングシュートを狙ったのが唯一の見せ場だったが、競り合いながらのシュートはクロスバーの上へ外れた。開幕が2週間後のプレミアリーグと3週間後のセリエAという差があるにせよ、ミランにとっては内容も結果も厳しい現実を直視せざるを得ないゲームになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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