インテル長友がICC初戦のPSG戦に先発出場 左MFでプレーも見せ場作れずチームも敗戦

内容的にも圧倒されフランス王者に1-3と敗れる

 インテルの日本代表DF長友佑都は、現地時間24日のインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦にスタメン出場。本来のサイドバックではなく左サイドの攻撃的な位置でプレーしたが、大きな見せ場は作れずに後半26分に交代した。チームは1-3で敗れた。

 インテルのロベルト・マンチーニ監督は右サイドバックにDFダニーロ・ダンブロージオ、左には新加入のDFジャネル・エルキンを起用した。長友は4-4-2システムで左の2列目に入った。前半立ち上がりからPSGにボールを支配されるゲーム展開で、長友は攻撃的な良さはそれほど出せなかった。そして、同14分には直接FKのこぼれ球をMFセルジ・オーリエに蹴り込まれて失点してしまった。

 ほぼ一方的にボールを支配されたインテルは、数少ない攻撃機会ではFWステバン・ヨベティッチなどが強引にシュートを放つ単発のものになった。それでも前半アディショナルタイムにCKの流れから相手のハンドを誘発してPKを得ると、ヨベティッチが決めて1-1の同点でハーフタイムに突入した。

 それでもインテルは再びセットプレーで失点する。後半16分、PSGは後半から出場のDFレヴィン・クルザワが左足で鮮やかな直接FKを決めて2-1とリードした。インテルは暑さもあり運動量が落ち始めると、なかなか前線までボールを運べなくなった。そうしたなかで同26分、長友はGKサミル・ハンダノビッチなど主力とともに交代でベンチに下がった。

 ウナイ・エメリ新監督が就任したPSGもウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニやアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアなどを後半途中からの時間限定で起用するなど調整段階にあることが目に見える起用だった。それでも、同42分にはアーリークロスをオーリエがヘディングで叩き込んでこの日2点目のゴールを決めて突き放した。インテルは内容的にもゲームを完全に支配される展開で、ICCの初戦を1-3と敗れる形になった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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