“日本のメッシ”久保建英をバルサに導いた男が明かす「世界のトップにたどり着ける選手の条件」とは

 9歳で世界最高峰の育成組織であるバルセロナのカンテラ入りを果たした久保建英君。

 そのきっかけとなったのは、小学2年生の時に参加した日本での「FCバルセロナキャンプ」だった。

 このバルサキャンプの仕掛人であり、6年にわたり久保選手をサポートしてきた浜田満氏が明かす「世界のトップにたどり着ける選手の条件」とは?

 

久保君はなぜバルサから派遣されたコーチたちの目に留まったのか?

 2011年、日本人として初めてバルセロナの下部組織『カンテラ』の一員になった久保建英君。そのきっかけとなったのは、バルサ入りの2年前に日本で行われた「FCバルセロナキャンプ」だった。

 小学校1〜6年生まで約200人が参加したキャンプで、小学校2年生だった久保君は参加者の中で1人に与えられるMVPに選出される。なぜ久保君はバルセロナから派遣されていたスペイン人コーチたちの目に留まったのか。

 バルサキャンプの責任者を務める株式会社アメージング・スポーツ・ラボ・ジャパンの浜田満氏が明かす。

「バルサキャンプの評価基準は“バルサの特徴を持っているか”です。バルサには確固たるスタイルがあるので、それを高いレベルで理解して、プレーで表現できる選手がMVPに選ばれます」

 では、バルサの特徴とはどんなものなのか? 浜田氏はバルセロナのメソッド部門のディレクターを務めるジョアン・ビラ氏の言葉を引用して説明してくれた。

「バルサの選手の特徴は、性格が良く、覚えるのが早く、学習意欲があること。何よりサッカーIQが高く、テクニックがあること。個人競技では才能が重要な要素になる。だが、団体競技では、賢いことが決定的な要素になる。

 今、何をしているのかを理解できること。そして最高の選手はただ理解するだけではなく、それをピッチで表現できる。

 グアルディオラ、チャビ、イニエスタ…彼らは自らも最高の選手であるだけでなく、周りにいる選手をも素晴らしい選手に変えられる」(ジョアン・ビラ氏)

 

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