2月18日のJリーグ開幕戦“多摩川クラシコ”で激突

　FC東京の日本代表DF長友佑都は、2月15日にオンラインで開催された2022年シーズンのJリーグ開幕カード記者会見に出席。“多摩川クラシコ”と呼ばれる注目カードで川崎フロンターレから出席の日本代表DF谷口彰悟を“ほめ殺し”の策に出た。

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　長友は昨夏に欧州でのプレーからJリーグ復帰。アルベル新監督が就任した今季は、古巣のFC東京に加入して2年目のシーズンになる。川崎との対戦を「帰ってきてみれば、より注目度も高まっているし、期待の集まる試合だと去年に戦って感じた」と話す長友だが、ここ5シーズンで4回のリーグ優勝を果たす川崎を強く意識した言葉を残した。

「開幕戦で多摩川クラシコ、王者フロンターレと戦える。自分たちの力も試せるし、ワクワクしている。非常に強く、守備も攻撃も1つのチームにまとまっている。難しい試合になると思うけれども、僕たちも新しい監督になり自分たちを表現するためにトレーニングを重ねてきた」

　そのうえで、相手のスキについては「谷口さんが鉄壁の守備をするので、どこを突くのかは分析してやっていきたい」と、日本代表のワールドカップ（W杯）アジア最終予選の2試合でも共闘した谷口を意識しつつ“先制口撃”に出た。

「代表の1か月、谷口さんに支えられて。バッシングも食らったけど、谷口さんが横にいてくれて逆境を跳ね返すことができたので感謝したいと思います。すべてを兼ね備えているので。フィジカル、スピード、テクニック、顔の良さ。嫉妬してますね」

　これには横の谷口もタジタジとなっていたが、改めてゲームに向けては「まずアグレッシブに戦って躍動するような試合を見せたい。今年のJリーグは楽しい、面白いと思ってもらえるように戦う。そして、見てくれた人たちがフロンターレではなくFC東京のファンになってもらえるように戦いたい」と決意を示した。

　他のカードより1日早く18日の金曜日にスタートする今季のJリーグ幕開けを告げる特別な一戦になるが、アルベル新監督が率いるFC東京とJ復帰2年目の長友が、王者を相手にどのようなプレーを見せるのかが注目される。