最下位ベトナムに1-3と痛恨の敗戦、中国のW杯出場の可能性が消滅

　中国代表は2月1日のカタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選第8節、敵地でのベトナム戦で1-3と敗れ、W杯出場の可能性が潰えた。海外メディアは「ハノイ惨事…中国の怒り爆発」と報じ、ファンから「中国代表チームは解散するべき」「中国の帰化政策は失敗だ」と批判の声が上がっている。

　1月27日の第7節・日本戦で0-2と敗れた中国は敵地に移動し、最下位のベトナムと対戦。勝利が求められた一戦だったが前半9分、同16分の連続失点。後半31分にも被弾し、終了間際に1点を返したが1-3と敗れた。

　韓国スポーツ専門サイト「SPOTVニュース」は「ハノイ惨事…中国の怒り爆発」と報道。「ハノイ惨事に中国サッカーが衝撃に陥った。中国は2月1日、パク·ハンソ監督率いるベトナムに1-3で敗れた。本大会出場へ希望をつなぐために必ず勝利が必要だった試合。しかし、彼らの夢とは裏腹に試合はスタートから上手くいかなかった。前半9分、衝撃的な先制点を許したのだ。失点後、中国はさらに右往左往し、前半16分には追加点を奪われた」と伝えている。

　まさかの敗戦でプレーオフ進出の可能性も消滅した中国に悲しみが広がるなか、中国メディア「シナスポーツ」ではファンの怒りのコメントを紹介。「中国代表チームは解散するべきだ。同意であればいいねをクリックしてほしい」「中国の帰化政策は失敗だ」「誰も想像できなかったこと」「まず中国サッカー協会会長が責任を取って辞任すべきだ」などの声が上がっている。

　2002年の日韓W杯以来の出場を目指し、帰化選手も加えるなど代表チームの強化を図ってきた中国。期待が膨らんでいた分、敗退の反響も広がっている。