ともに2連勝の日本と韓国、グループ首位通過を目指して第3戦で激突

　女子ワールドカップ予選を兼ねたAFC女子アジアカップを戦うなでしこジャパン（日本女子代表）は、グループリーグ2連勝で準々決勝への進出を決めているなか、1月27日の第3戦（日本時間17時）で韓国女子代表と対戦する。韓国のキャプテンDFキム・ヘリは「日韓戦はいかなる言い訳も許されない」と覚悟を口にしている。韓国誌「ベストイレブン」が伝えた。

　日本と韓国はともに2連勝を飾り、勝ち点6を積み重ね、得失点差で日本が上回って1位、韓国が2位につけている。ともに決勝トーナメント進出を決めているものの、第3戦の結果次第で1位か2位通過が決まり、2位通過時は準々決勝で優勝候補のオーストラリアと対戦の可能性が高い。

　そうしたなか、韓国のキャプテンDFキム・ヘリは「日韓戦はいかなる言い訳も許されない。私が言わなくても、選手たちはみな分かっている。どれほど重要な試合なのか、すべて知っている」と語る。また「日本はフィジカル的に強くないが、ダイナミックに動く。ボールも正確に蹴る。ボールを簡単に奪われない個人能力も備えており、組織的にもよく整備されたチーム。若い選手たちとベテランの融合もいい」と分析し、日本への警戒を強めている。

　両国ともに1位通過を目指すなかでの負けられない日韓戦。日本はエースFW岩渕真奈が新型コロナウイルス陽性で第2戦まで欠場したものの、この一戦から出場可能となる。果たしてエース岩渕が出場するのか。見どころの多い試合となりそうだ。