大津が“九州対決”制し8強進出 初のベスト4入り懸け、名門・前橋育英と激突

ベスト8進出の大津【写真:河合 拓】
ベスト8進出の大津【写真:河合 拓】

今大会初失点を喫するものの、3得点を挙げて佐賀東を下す

 第100回全国高校サッカー選手権大会は1月2日に各地で3回戦を行い、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場の第2試合は、佐賀東(佐賀)と大津(熊本)の九州対決となった。1回戦の中部大一戦(5-0)、2回戦の東福岡戦(4-0)と、2試合連続完封勝利を収めてきた大津が3-1で勝利し、同校最高記録に並ぶベスト8進出を果たしている。

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 序盤から試合の主導権を握った大津だったが、佐賀東もセンターバックを中心に堅い守りを見せてゴールを許さない。それでも前半28分、佐賀東DF仁田尾颯真がサイドにクリアしようとしたボールが、MF山内創太に当たってこぼれると、大津FW小林俊瑛がこれを拾って、右足でゴールに突き刺し、先制点を挙げた。

 大津は前半終了間際にも、何度かチャンスを作り出す。しかし、MF川口敦史のシュートが右に外れ、MF森田大智のシュートはGKが阻止。CKからの小林のヘッドはクロスバーを越えていき、追加点を挙げられないまま、前半の40分を終えた。

 後半も大津がリードを広げにかかる。しかし、後半3分のFW一村聖連のシュートがクロスバーに嫌われると、その後のチャンスでも川口のシュートがGK松雪翔吾に防がれるなど、チャンスをモノにできなかった。苦しい時間帯を凌いだ佐賀東も、アタッキングサードまでボールを運び、チャンスを作ったが、こちらもゴールを決められない。

 大津は後半27分、CKから小林が流したボールを、途中出場したFW高畑涼がファーポスト前でボレーを決めて、リードを2点に広げる。攻めるしかなくなった佐賀東も、その4分後には、こぼれ球を拾ったMF森田悠斗がゴールを決め、再び1点差に戻した。

 試合はそのまま推移していったが、選手交代を行いながら、攻撃的に戦い続けた大津は、アディショナルタイムに途中出場したMF碇明日麻が勝利を決定付けるゴールを決める。このまま大津が3-1で勝利し、4日の準々決勝では前橋育英(群馬)と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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